カフェ・アルファとは、「ヨコハマ買い出し紀行」に出てくる、喫茶店の名前だ。好きな人はすぐにぴんと来るでしょうし、知らない人は全く知らないと思う。数ヶ月前の僕のように。
同作品が、三浦半島その他の実在の景色に取材した絵作りをしていたので、ファンの間で、このシーンはここのことではないか、と「聖地巡礼」をしているのを、ネット上で見かける。
そこまでファンというわけではないが、作品の雰囲気を味わえるかな、と思い、訪ねてみた。
京浜急行に乗るといつも思うが、とても贅沢な路線だと思う。海を見ながら通勤できるなんて。
三崎口駅は丘の途中にあり、駅周辺が観光地というわけではない。数分歩くと畑が広がる。
コンクリートの道路と、どこまでも続く電柱の列。なるほど、こういう雰囲気なんだと言うことがわかった。
畑は内陸部にもあるが、なにか空気が違う。不思議なものだ。
カフェがあるとされるところは、この先にあるそうだが、私有地らしい。雰囲気を味わったので、この辺で満足した。
のどかなようだが、今が農繁期らしく、農家の人でいっぱいだった。
三浦大根の産地なのだ。
「ヨコハマ」の話はまた別の機会に書こう。
夕方に来たので、もう日が暮れそうだ。
近くの海岸に出て、夕日を見た。
富士山が見える。
今日は雲が少ないので、よく見えるようだ。
小さな浜辺で、ヨットに乗る人や、キャンプする人はいるようだ。
観光地的な施設はほとんどない。
富士山は家の近くでも見えるが、海はここまで来ないと見られないなあ。
ここまではAFで撮れたが、このあと丘の上から撮った写真はAFでは撮れず、MFで撮影した。モニター上で無限遠(表示されているバーの、一番左、山マークのところ)を示して何十枚か撮ったが、後で見たらピントがずれていて全滅した。昔のMFレンズは無限遠以上回らないが、AFレンズは無限遠を超えて回ってしまう。それはわかるが、モニターの表示もずれているとは思わなかった。