うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

菜食

2016年09月17日 | 日記・エッセイ・コラム

春ごろ、知人つてだと思うが、SNSにつながり申請をかけてきた人がいた。面識はないが、おそらく鳥好き、動物好きつながりらしく、挨拶メッセージもくれたので、承認した。

菜食主義者らしい。どうやら、動物を殺したくない、という気持ちがあるようで、虐待反対みたいなTLをよく載せていた。大豆やらなにやらで、ミートソース系の料理を作ってみたりと、興味深い記事もあった。自分はヴィーガンではないという書き込みもあったが、そういうことに詳しくないので、区別はわからない。

身近に菜食主義者のひとはいないので、結構新しい知識が得られる気がして、面白かった。

ただ、菜食の人は穏やかで攻撃的ではない、というのは僕の先入観だった、ということもだんだんわかってきた。

この人、自分の意見と合わない人はコメントでかなりどたばたとやりあう癖があった。興味深かったのは、肉料理がテーブルいっぱいに広がった写真を掲げたTLをシェアして、その人をこき下ろしていたことだ。どうやら肉料理の写真は、この人の琴線に触れるらしい。

別に気にしなくてもいいとは思うのだが、このことが気になって、親しい友人が「今日は肉三昧」なんてTLを載せていても、「いいね!」を押すのをためらったりしていた。

大手ハンバーガーチェーンを貶したり、毛皮や、化粧品の動物実験など、いろいろ攻撃をしていたが、まあこの辺はわかる。ただ、そのうち奇妙な経済評論とか、政治批判(世界はなんとかの陰謀でみたいな)というTLがやたら載るようになり、流石についていけなくなった。夏以後はお知らせオフにして、時折料理関係のTLに反応する程度にしておいた。

事情は不明だが、先日、向こうからフォローを外したらしい。勝手に来て勝手に去っていった。なんだこいつ、という気もするが、正直楽しんでたところもあるので、良しとするか。。

職場の同僚も、肉が嫌いで食べられないが、彼女の場合は主義とかではなく、体質的、嗜好的なものだ。むかし、インド系の人が職場にいたこともあったが、あの人たちも肉、食べなかったな。これは嗜好ではないが、宗教的なものだ。まあ、習慣的なものといってもいいかもしれない。

逆に肉が好きというか、炭水化物も野菜も嫌いで、主に肉ばかり食べる、という人も身近にいる。この人のばあい、先の人と似ていて、自己主張系だ。炭水化物ダイエットみたいなのも一時期もてはやされたが、そういう思想信条?の人たちも、ある程度いるのだろう(香港の人たちは皆肉ばかり食べて野菜は高いから食べないが、皆元気で長寿なのだそう)。

印象としては菜食主義者と肉食主義者はよく似ている。左翼と右翼みたいだというと、語弊があるかもしれないけど。。

村上春樹氏は、普段は魚や煮物などを食べているが、時折体が肉を欲するときがあって、そういう時は我慢しないでステーキを思い切り食べる、と書かれていた。まあからだに聞いてみろと。たぶんそれが一番いいんだろうけど、世の中グルメ情報があふれかえっていて、非常に難しいことになっていますからね。

 

 

 

コメント
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