「・・」
相手の反応がないのを見てはっとした。「しまった、またしゃべっちゃった」
会社の子にゴジラの話をするのははた迷惑だから、やめようと思っていたはずなのに。。
最初に映画のことを書いたとき、疑問として掲げた都心でのゴジラの移動経路、ようやくその点に触れた記事が出ました。
1回目の上陸については比較的詳細に描写されているので、ほかの方の記事でも同様に追跡されている方がいますが、2回目は移動経路が長く、カメラも部分的にしか追っていないので、わかりにくいのです。
こういうのは現場の地理に詳しいかどうかで、楽しめるかどうかが変わってきます。僕も由比ガ浜あたりはともかく、横浜近辺の地理には詳しくないので、あまりピンと来ないのですが。。
武蔵小杉で自衛隊を撃破したのち、ゴジラはおおむね東横線沿いに北上し、代官山の北から渋谷の南を経て、広尾方面に抜けたようです。渋谷には以前お世話になった会計士事務所がありますが、ひょっとしたら被災されたかもしれません。。
首都高3号線よりはやや南側を東進しているらしいのですが、ひとつ気が付いたことを。おそらく、広尾、麻布付近の各国大使館のあるあたりを、上手に避けて通ろうとすると、こういうルートになるのかな、と。國學院大學とか、日赤病院とかのあたりですね。中国大使館も被害はなさそう。飯倉のロシア大使館よりはやや北方を歩いているみたいです。オランダ大使館も大丈夫。そして神谷町の駅前の交差点に達する。愛宕の山を左手に見て、西新橋に至り、そこで米軍の攻撃を受けます。やはり大使館踏んじゃうと、いろいろ差しさわりがあるのかも。
記事にあるように、ここでいわゆる内閣総辞職ビームを発し、霞が関、浜松町、新橋、銀座の街に被害をもたらします。この付近は住宅や小規模のビルも多く、住民の避難は困難を極めたものと思われます。御成門から神谷町、虎ノ門、新橋あたりまではもう火の海でしょうな、これは。
お気づきの方も多いと思いますが、渋谷から愛宕に至るまでのこのルート、地形的にはかなり起伏に富んでいますよね。。東京の地形はなんとなくフラットなように思えますが、実際にはかなり山あり谷ありです。渋谷は文字通り谷間だし、麻布の税務署あたりもかなり低い。愛宕山は最初の放送局ができたことでわかるように、結構な丘です。そんなところをゴジラが歩いたというのは、なにか目標でもあったのかな。
この先東京駅までが謎なのは、具体的な描写がなかったからです。次のシーンが東京八重洲口付近になっていたはず。パンフレットや、映像の記憶をたどる限り、グラントウキョウサウスタワー、向かいのヤンマーのビルなどは健在の模様。また、八重洲通りはタンクローリーなどが利用できていました。他方、ベルサールとかのあるほうが大きく破壊されているように見えます。ので、銀座から京橋を抜けて、日本橋のコレドの交差点あたりから左折、鉄鋼ビルあたりをさらに左折して(なんでそんな行動をとるのか謎ですが)、駅正面に出たのかな、と思っていました。
記事でもそれを裏付ける推定をしていました。推論の根拠としてはやはり、八重洲口南方の被災状況、新幹線爆弾が東海道方面からだった(東北、上越方面は破壊がひどくて使えなかった)点を掲げています。
SNSで「うちのマンションが壊されてる」という書き込みも実際見ましたが、移動経路一つとってもいろいろ検討を重ねたのでしょうね。。
急に涼しくなった。やや体が重い。
気分的にも、なにか違うところに急に放り込まれたような感じがする。
いろいろと感じたり、考えたりすることも多くなった。
まあ、季節的なことも影響しているのだろう。