自分のことじゃなくて・・って、いや別に呼ばれたらもちろん否定はしませんけど。。そういや、うまれてはじめておじさん、って言われたのは29のとき、ちょうど母親とマンションのモデルルームを見にいったときだったな。そこに来ていた、どこかの子供が急に話しかけてきて「おじさ~ん、みてえ、ほら、カエル!」と言ってくる。ほんとだ、カエルだねえ、と答えたら、その子はつい、とどこかに行ってしまった。なんだったのだろう、あれは。
なんとなく読んでいる本に飽きてきて、久しぶりに「ヨコハマ~」を読みかえしてみたのでした。
おじさんがアルファさんを泣かしちゃう場面ですね。。
この物語では、アルファさんは非常にセンチメンタルなのですが、おじさんや小海石先生も、それに通じるものを持っていて、それがこの物語を親密でしっとりとした印象にしているところがある。おじさんはアルファさんの気持ちが、時に痛いほどわかるんだけど、二人でいるときは人生の先輩らしく、あまりそういう面を見せないですよね。。(一人を語るにはまだ若すぎる」なんて言うエピソードもありました)。
おじさんは先生には多少弱みを見せます。若いころは子分みたいな存在だったみたいだし。何十年という付き合いなのでしょうね。その間に彼らや、彼らの周りの人たちや、世界は何を経験したことやら。
海に行くアルファさんとココネさんに車を貸して、おじさんは留守番。昔をおもいだして、なんか懐かしい感じ、と思うんだけど・。
という、この気持が、しみじみとわかる年代に、僕もなったわけですね。。
ほんとうに、時のながれるのははやいものです。