
書こうとしたきっかけは先日、友人がSNSで最近の日本の時事情報ー感染の拡大や政治、経済もろもろのことを列挙して(かなりの数に上った)憂う、という書き込みをしていたことだ。
そのときは軽くやりとりして終わったが、あとでこれは前から考えてることとつながりがあることだな、と思い始めた。
のだが、じつはPCの前に向かって、ずっと書こうとしているのに、書けない。
なので、とりあえずざっと書いてしまうと、漫然と情報に接するのはやめて、必要に応じ見ないようにすることも(これからは)大切だと思う。
食事と似てる。色々な食べ物を並べられると、次々食べたくなるが、いちどにやればお腹を壊すし、慢性的に食べ続ければ体重が増えてもっと体によくない(えらそうなことを言えた義理ではないが)。
消化する時間も必要なのに、良く噛まずに呑み込んでしまう、という現象もけっこう起きていると思う。
こうして書いてみるとどうにも平凡だし、自分の中でも色々反論が始まってうまくまとまらない。すこし距離を置いてじっくり考える時間も必要です、とまとめてもいいのだが、正常性バイアスかかってて、大丈夫だと思っていると危ないとか、とにかく難しいからね。。
別の視点から見ると、なんとか賢明にものごとを捉えて判断しようとしても、そこには限界がある。
太平洋戦争では庶民が意外と日本の実情をよく知っていて、開戦前から敗戦を予想していた人が結構いたそうだが、実は政府関係者も軍人の多くも、情勢から開戦の無謀さを理解はしていた。
戦争が長期化するにつれ、そうした冷静さが失われて、神がかり的な論調が強くなった。
そうなるべきではなかった、などという話ではなく、人間は危機に遭遇すると往々にしてそうなりがちだ、という事を心にとめると考えたらどうだろう。
その時代でも人々は、神話を語る人の話は聞き流しながら、食料や疎開先など身近で重要な情報を互いに交換していたのだと思う。
まあ、最後までうまく書けない感は残るけど。。