うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

えさば

2021年08月28日 | 日記・エッセイ・コラム


サイゼリヤはイタリアから来た方が食べてもかなりおいしいらしい。
本場イタリアの味に近くてコスパ最高。イタリアに帰った気分になるとか。

ふだんでも安いけど、ランチメニューが安いのには驚嘆した。ドリンクバーつけても600円だ。

ただ、さいきん行ったら、注文を自分で書く(メニューにある記号を紙に書いて渡す)方式になっていた。店員さんもかなり忙しそう。

なんとなくだけど、昔より雰囲気が荒れた感じになってきた気がする。。

ガストなんかも、タブレットに注文を入れて送信する方式になっている(飲み屋さんと同じ)。



都心のガストだと、勤め人の個食対応が進んでいて、横を仕切られた長テーブルが用意されている。4人座れるようなテーブルはあまりない。
代わりに充電コンセントとかは充実している。

この手の個食対応は、別に詳しく調べたわけではないが、マクドナルドとかのファストフードが早かった気がする。知っているのは丸の内国際ビルとか、有楽町ビル地下のマックだ。

お昼になるとたくさんの勤め人が並んでいて、たくさんの案内の人がてきぱきとお客をさばいている。
その頃は横の仕切りはなかった気もするが、ブースの幅は狭くてたぶん60~70センチくらいだったと思う。横長相席みたいなものだ。

客さばきの見事さにも感心したが、なんだかニワトリさんの餌場っぽいな、と思ったものだ。

ファストフードは文字通り、ファストさこそバリューなので、それはよい。
ファミレスはちょっと違うような気もするが、だんだんとそういう方向に行っているみたいだ。

まあ、都心と郊外では店の作りもサービスも多少違うのだろう。。
ただ、全体的な傾向としては各種サービスの「合理化」が進んでいるのは確かなようだ。

この2枚は2004年夏の撮影で、たしか今は郊外型喫茶店(むさしの森珈琲)に変わった?と記憶している。郊外型喫茶店はすこしお高いが、ホスピタリティもやや上な感じがする。

今のファミレス、とくに、あのドリンクバーというのが気になる。
今は当たり前になっているけど、往々にして周辺が汚れているし、子供や若い子たちが集まって、いまいちな雰囲気を作り出している。

昔はーあれはいつ頃までやってたのかしらーピンクの制服を着たウェイトレスさんが、サーバーを持っていつも歩き回っていた。
空いているカップを見ると「コーヒーのお代わりはいかが?」と聞いてきた。
ファミレスにおいては、完全に見られなくなったと思う。珈琲屋さんはそもそもお代わり自由じゃないから、そういうのはない。

ぜんぜん関係ないけど、上の写真のカメラはコンタックスT3。
とても良かったんだけど、当時からちょくちょく故障していて、この先修理できなくなったらなんだなと思って売ってしまった。
かなり高く売れて(但しアクセサリー類はだめ)喜んでたが、今は買った値段の2-3倍で取引されている。

各々方、それは趣味が過ぎますぞ。
GR3かRX100になさいまし。


これも昔話だけど、閉店してしまった国際フォーラムのロイヤルカフェテリアは良かったな。。

時には大勢の人たちへの供食が必要なので、店内はゆったりしていたし、お客は社食方式でトレイを持って、流れ作業で移動しながらスープやメインディッシュやらを受取り、最後にお会計をする方式になっていた。
一部の料理はそこで、あれなんて言うんだろ、できあがるとぶうぶういうやつ、あれを受け取って会計する。

今は改装してベジタブルバーになったけど、ちょっとお値段的に普通にランチするところではなくなってしまった。

(上の沖縄ソーキそばはロイヤルで食べたと思うけど、いまいち確信がない。。ふつうのランチはハンバーグ定食とかそんなやつ)。



というわけで、あれだな、東京オリンピック招致の宣伝文句がお・も・て・な・し、だったわけですが、質量保存の法則じゃないけど、収益のないところにサービスは供与されないわけです。

高級店では依然高度なホスピタリティが保たれているでしょうから、勤め人向けの供食サービスの合理化は、需要に応じてよりきめ細かいサービスが提供されるようになった、と言えなくもないですね。

ですが、たとえばこんな風に考えたりもします。

日本の家電製品は作りがしっかりしていて、その割には安いと言うことで一時期世界を席巻しました。自動車もそうです。

しかし、安価な海外製品が次第に追随し、価格競争力は厳しくなりました。
そこで高付加価値な高級製品の開発こそ、これからの日本の目指す道とされてきました。

そういう製品作りは進められたし、一方でお手頃な価格の製品は、海外に開発製造を依頼して供給するようになった。

その結果、ふつうのひとが使う安価な製品は昔よりも作りが悪かったり、耐久性が悪いものが増えた。

他方、メーカーが上級向けとして国内開発、製造をした製品は、確かに値段は立派なのですが、不要な機能や無駄なこだわりがあって、それに魅力を感じられるひとが限られるようになってしまった。

つまり、適度にコスパの良い製品は、もう作れなくなってしまった。

サービス業も、もしかしたら、そういう方向に行くのかなと。
でも、まだ工夫の余地はあるかな。。







コメント
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