
また・でたらめてきとうなルートでちょろっと旅に出ます。北関東をくるっと一回り。
ちょうど電車が出そうなので飛び乗ったら;

一緒に交尾中つがいのトンボも車内に入ってきた。
近頃の電車は通勤車でも窓が固定式で(換気用に薄く開くところもあるが)、トンボも窓から出たがっていたが、ガラスにぶつかって出られない。

僕もなんとか誘導しようと思ったが、うまくいかなかった。
とりあえず窓際に落ち着いたみたいだ。
このとき、片側7人掛け、向かい合わせて14人分の座席には乗客5人ほどが座っていた。いずれも男で、3人は20歳そこそこの若い子、一人は中堅(やや若い)サラリーマン風の男、そして僕だ。

トンボが車内に入ったのは驚きはしたが、僕などは内心「あ・トンボだぁ(はあと)・・!」ぐらいの気持ちでいたのだが・。
若い子たちはなぜか、飛び回るトンボに恐れをなして、真っ青になって震えている・(ちょっと大げさかもしれない)。
いやこれがもし、スズメバチだったらそりゃあ怖いが(あとはちゃばねとかも)、トンボなんだけどな。。
中堅サラリーマン氏はさすがに落ち着いた態度で、カバンを開いてごそごそしている。
何かと思ったら、ビニール袋が出てきた。
ん~、生け捕りにして坊やのお土産にするのか?
と、思ったら、それを手袋代わりにして捕まえようとしている。。
ガじゃないんだからねえ。。
電車が次の駅に近づいたので、僕はすぐ脇にいた子の羽根をひょいとつまんで、表に出してやった。
サラリーマン氏も追い込みには成功したらしく、こっちに飛ばしてくれたので、一緒に出してあげた。
これで車内に平和は戻ったわけだが・。

若者よ。
トンボを見たら、ゆびでぐりぐりやって、目を回しているすきに捕まえるって、べんきょうしなかったのか!
君たちはいったい学校でなにを習ってきたのかね。。
そんなことでは大人になって、アルちゃん一羽捕まえられなくなってしまうぞ!しっかりせい。

へ~、かいぬし・ずいぶんといせいがいいねえ・・。

あたしたちそんな簡単につかまんないわよ。。

おでかけの話は「鉄道部」に書く予定です。っても、たいしたこと書けないけど。
これは、見かけると幸せになれるという、イーストアイ・。