うさぎくん

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消息

2021年09月10日 | 日記・エッセイ・コラム
今週はアルの調子を見ながら仕事していたので、一日のうちに在宅+出社というハイブリッド方式で仕事している日が多い。月曜も、早めにいったん帰宅し、アルの様子を見てから実家で残業しに!行った。

そしたら、家の灯りを見たのか近所の人が訪ねてきて、〇〇さんが昨日引っ越したんだよ、と教えてくれた。


ここで〇〇さんとは、昨年暮れに実家の庭を勝手に掃除して、騒ぎになった、その方である。

昨年春、つきあいのあったご近所を通じて、やはり近所に住む、それまであまり付き合いのなかった人から、仕事で必要だから実家の庭の駐車場を短期間貸してほしい、と言われた。

応諾すると、お礼として(多少の駐車場代はもらっていた)駐車場回り掃除しとくから、などと言って、雑草を刈ったりしてくれた。
しかし、そのうち掃除の範囲がだんだん広がり、大掛かりなものになっていった。当初は数か月と言っていたのに、ずっと借りている。

暮れごろには、本来車とは関係ない奥の庭を根こそぎ掃除してしまい、とっちらかっていた植木鉢とかなにやら、庭の隅にかたされてしまった。枯れ葉とかゴミ扱いされた箱やらなにやらは、大型の袋10杯ぐらいに詰められ、庭に置いてあった。

有難迷惑にも程があるので、やんわり抗議したが通じない。

この方は庭掃除について「やってみたら楽しくて、つい熱中してしまったのよ」などと言っていた。困ります、と言っても笑って相手にしてくれない。

最後はポチ袋にお金入れて、手土産と一緒に渡して「縁切り」した。ゴミ袋は数回に分けて、自分で処理した。。


掃除をしてくれたお礼に、家と土地を(あなたに)お譲りしましょう、という流れを狙ったのかどうか、それはわからない。
推定無罪である。

しかし、それから8か月して、数十年住んでいた家を手放して転居したという事実は、この方がご自身の住まいについて、何らかの懸案を抱えていたのではないか、という疑念を抱かせる。

ご自宅に近いところに、車をとめたいという気持ちはわからないではないが、別にうちは貸駐車場をやっていたわけではない。ふつうの家の庭に駐車スペースがあるだけだ。
終始、庭の掃除等に強い執着を見せていたのも事実である。

いずれにしても昨年、こちらが毅然とした態度を崩さなかったことは、今にしてみれば正解だったし、ものごとを大きくせずに済ませることができたと思う。
とはいえ、それは今にして思えることで、当時はずいぶんと悩んだりはしたものだ。情報も限られていたし、決断する勇気、ことを荒立てない自制心も必要だった。

妹の助言は役に立った。ラインの発言ひとことだったけど。。


この件でもう一つ大事なことは、ご近所の方がわざわざ知らせてくれた、という事実だ。

実家はいわゆる新興住宅地にあるが、住んでいる方々は親たちの世代、もう30~50年以上住んでいる方がほとんどだ。町会のつながりは、やはり相当強いのだろう。

今僕が住んでる集合住宅は、長期滞在ホテル的な感じで近所づきあいは全くない。日々の生活を送るにあたり、この地域差、情報網の違いはかなり大きいと思う。
そういうもの(情報網)があることを意識して、色々行動していかないといけないな。。

にんげんは何とか撃退したが、ネコにはいつかれたみたいだ。
窓を開けたら我が物顔でにらんどった。
屋根、ペンキやり直さないとな。。
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