IXY31Sは多機能でそこそこ画質も良いが、夜景ではピントが合いにくくなるのが難点だ。
IXY31Sの活躍の場は主に食卓とか、夜間が多い。以前に比べればずっと撮りやすくなったが、ピントが来るまで数秒待つときもある。
AFが早いコンデジ、で検索して見ると、フジのF900という機種が出て来た。専門店では2万円弱で売られている。
色々調べてみると、かなり性能が良いらしい。実際店頭でいじってみても、AFはMFT機と遜色ないほどだ。
これに対抗する機種としては、パナソニックのTZ40だろう。すっきりしたデザインで、かなり売れているらしい。動画にも強いという。
どちらも、Wi-fi対応で、スマホなどに転送できる。TZ40はGPSもついている(こうした機能による、電池の消費はどうなのだろう?)。
価格はすこしずつ下がっているようだ。
どちらも非常に良くできていることは間違いない。ただ、実際買うとなると、手持ちのIXY31S,SX150IS共に、一応達者なので、どうかなあ、と二の足を踏んでしまう。
そんなことを考えながら、新宿あたりをうろうろしていたら、ヨドバシの店頭で浴衣姿の女性が、ペンタックスQ7を手にしてなにやら呼びかけていた。
(あ、これはQ10か)。
「今日が最終日」「まずは手にとって、電源を入れてください」と言っていたが、よくわからなかったので、足を止めなかった。でも、その後なんだか気になってしまい、カタログをもらって食事しながら眺めてみた。
Qが出た2年前も、興味はあったが、小さいとは言えそれなりにかさばりそうだし、MFTと用途的に重なる部分もあるので、購入までは至らなかった。昨年暮れ、Qがかなり安売りされていたときも、ちょっと食指が動いたが。あのときはペンE-P3,ニコンD7000など、今でも通用するモデルが軒並み安くて、どうしたものかと悩んだものだ・・。
それで、今は新発売のQ7はズームキットが約5万、ダブルキットが7万弱と、それなりの価格で売られている。Q10のほうは、同じく約3万、4万である。特にダブルキットが安い。レンズは同じだから、今Q10を買って、しばらくしたら7のボディだけ買ってもいいかな、なんて考え始めると、だんだん買い気がむくむくとわいてくる。
コンパクト機が売れなくなり、各社「高級コンパクト」の開発にシフト、中にはかなりおおきなボディのモデルもある。10年以上前にも、フィルムカメラの高級コンパクトブームがあった。あの頃はモデルチェンジのサイクルも長かったし、高級機はそれなりの定評を獲得していた。今はの高級機は種類がとても多くて、短時間眺めただけでは、どんなモデルがあるのか、把握しきれなかった。僕がこの分野にあまり興味がないせいもあるが・・。
カジュアルなモデルも、実はとても多機能で良くできている。最初に掲げた2モデルも、いかにも日本の機械製品という感じで、至れり尽くせりだ。今はまだ量が出るから、これだけの手がかかったモデルが安く買えるが、将来もこの状況が続くかどうか・。オーディオ製品や自動車など、今でも性能や機能はそれなりのものが供給されているが、今にして思うと昔はすごい手のかかったモデルが信じられないくらい安く買えたのだ。
そう考えると、てんこ盛りコンパクトを今買っておくのも悪くないかな・・。
街で見たひまわり。なにやら立たされている生徒たちのようだ・・。
この子の姿はちょっと痛々しい。
いずれもPEN E-P3, 17mm F2.8で。