美容薬膳・カリフラワー
カリフラワーはさっと茹でてピクルスに入れる、スパイスと炒めるなど食感を残して楽しんでも良いですし、ゆっくり火を入れてほっこり柔らかく調理するのもおすすめです。
なめらかにマッシュすると、じゃが芋よりもう少しエレガントな口当たりと風味になるのでおもてなしにも。
カリフワラーに豊富に含まれるビタミンCは熱に強いので調理に向いています。
肉や魚との相性も抜群、例えば鶏や豚肉、鮭などのコラーゲン豊富な食材と一緒に摂取するとカラダへの吸収率が高まり、美肌に導きます。
シチューやお鍋に入れて相乗効果を担って下さい。
茎に栄養があります、捨てずに皮を剥いて加えましょう。
白い食材は塩糀と相性が特によく、豚肉などかたまりも柔らかくもなりしっとり煮えます、合わせて煮ると良いですね。
美容薬膳・柿(かき)
12月に入りましたが、柿が美味しい。
ビタミンカラーのオレンジ色が目に飛び込んでくるとついつい手が伸びます。
よく熟れた柿を見つけたらつぶしてフレッシュピュレにし、フルンとした杏仁豆腐にトッピングすると、見た目も麗しい。
ビタミンCやカロテンが豊富な柿には美容効果や風邪予防効果が期待でき、咳や痰の痛みなどを抑える杏仁にも美肌効果があるので合わせて相乗効果を上げます。
柿のキャロットラペもオススメです、みかんの果汁と塩、オリーブオイルで小粋に。
酢の物や白和えにも良いですが、シンプルにレモン果汁をたっぷり絞って冷やしたものも美味。
生ハムを添えると塩気と相まって白ワインにピッタリで、アルコールの解毒作用もあるのでさらに◎。
ちなみに柿はカラダを冷やす傾向にあるので、温まるものといただいて下さいね。
ヘタや葉は生薬にもなります、殺菌効果もあるので、渋柿の若い葉は柿の葉寿司などに活用され、乾燥させてお茶にもなり、ダイエットにも最適だとか。
ですが、タンニンが多いので程ほどにいただきましょう。
白子・タチ・菊子・雲子
白子を購入したら、身を潰さないように筋部分を切って一口サイズの小分けにし、粗塩と酒適宜をふる。
熱湯でさっと茹でる。
ここが肝心です、数秒。
氷水に落とし、キッチンペーパーで水気をとります。
鱈から出したばかりのたち、北海道では白子をタチと呼びます。
さっと茹でた白子は奥の方がうっすらピンクで色っぽいくらい。
白子はフリットや天婦羅にすると表面だけカリッとして、中からトロリと流れだすクリーミーさも絶品ですね。
苺が美味しくなったら、粉をはたいた白子をカリッとバターソテーし、バルサミコで炒め合わせた一皿も絶妙です。
茶筅で作る熱燗白子酒もまた楽し。
白子にはビタミンB群、D、Eタンパク質などが豊富で肌をきれいにします、視力低下防止や疲れ目回復にも良いようです。
白菜(はくさい)・白菜と鶏の煮込み・肌荒れ
ビタミンCや繊維が多く、風邪予防、肌荒れ、便秘、二日酔いなどにも良いとされる白菜。
葉がみずみずしく、黒い斑点が少ないものを選びましょう。
体が潤う簡単レシピをご紹介します。
コラーゲンたっぷりの鶏肉と白菜だけの煮込みですが、鶏の旨みと脂をとろりと煮えた白菜がまとい、白菜の甘みが鶏にからんだ最高のシンプル鍋です。
厚手のお鍋に材料2つを放り込むだけなのに、慈悲深い味わい。
骨つき鶏肉全体に塩麹か塩を馴染ませる(20分から一晩おく)。
厚手の鍋にざく切りにした白菜芯部分をいれ、塩を馴染ませた鶏肉を上におき、全体にオリーブオイルか胡麻油大さじ3〜4をかけ、あればナツメグや胡椒ホールを10粒ほど入れる。
フタをして弱火で30〜40分ほど時々様子をみながらゆっくり煮込むと、素材から凝縮した旨味の水分がでる。
残ったら麺やおじやにを加え〆てもよいし、シチューやカレーに変身させても美味。