にしんの魚卵で、二親(にしん)から多くの子供が生まれるので、二親健在、子孫繁栄の縁起物のとして食べられてきました。
近年ではにしん量が減りましたが、江戸時代にはみじかな食材で値段ももっと手頃でしたので(正月は貧富の差なく同じものを食して祝う」ことを願った八代目将軍徳川吉宗によって祝い肴(さかな)の一つに加えられらとか。
作り方です=容器に塩かずのこ6、7本を入れ、かぶるくらいの水と、塩小さじ半を入れ馴染ませる。
2、回塩水を変えて5時間ほどつけて塩抜きする。白いうす皮をキッチンペーパーなどで剥き、水で洗って水気をふく。
小鍋で濃いめの出汁を2カップ半とり、酒50cc,薄口しょうゆ(醤油でも)大さじ1をひと煮立ちさせ冷まして、数の子を浸す。
鰹節を厚手のキッチンペーパーやガーゼで包み、数の子の上に置いて半日以上浸す。
食べやすく切って器に盛り、好みで糸かつおを散らす。
簡単なのにきちんと作れる「おせち料理」(成美堂出版)p18より
お正月用の黒豆をそろそろ作りだします、つやつやのしわのない黒豆の煮方です。
虫食いなどの豆は除き、300gの黒豆を優しく洗ってザルに上げる。
鍋に(できれば厚手の)水2リットル弱を入れ沸騰させ、グラニュー糖2カップ半(きび砂糖や甜菜糖でも)、醤油大さじ2〜2半、粗塩2つまみを入れる。
砂糖がとけたら鉄卵と洗った黒豆を熱いうちに入れる。
一晩浸したら、強火にかけてアクを丁寧にとる。
厚手のキッチンペーパーをのせ、ごく弱火で6〜8時間ほど煮る(数回に分けて煮てもよく、私は2、3日の間に時間がある時に火を入れてます)。
煮汁が少なくなり柔らくなったら出来上がり、冷めるまでそのままお来ます。
冷蔵庫で4、5日、冷凍庫で1か月ほど保存できます。
まめ(真面目に働き、まめ(健康に)に暮らせますよう、無病息災の願いが込められています。
黒い豆は邪気を払うと言われています。
簡単なのにきちんと作れる「おせち料理」(成美堂出版)P15より。
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