蓮根は調理の仕方によって、いくらでも表情を変えることが出来る魅力的な野菜。
蓮根に含まれるポリフェノールには抗酸化作用や殺菌作用があると言われていますが、この成分はわずかながら皮の方に多いのです。
なので、剥いてしまうのはもったいない。
私はたわしでこすって調理します、香ばしさも感じて美味しいなぁと思うのですが、皮の硬さが気になる方は包丁の背でこそげたり、薄く剥いて下さい。
すって加熱すると自然なとろみがつき、葛湯に入れると喉の痛みや咳をしずめます。
スッと糸引く縦切りもお勧め、切り方や厚さによって食感が変わります。
散らし寿司やお稲荷さんには薄切りでさっと茹でて甘酢漬けにし、胡麻と合わせると美味。
蓮根はビタミンCも豊富、レバーなど鉄分が多い食材と合わせた煮物や炒めものなどにすると相乗効果で貧血予防にも良い一皿になります。
コロンと丸い小さめの先方部分はシャキシャキした食感、掘り立ては生でも食べれ、梨のような風味です。
長方形の部分はデンプンが多いのでとろみが多いようです、料理によって使い分けてみて下さい。