在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Il Top delle Guide Ristoranti 2012 - Civilta' del bere

2012-04-06 00:54:22 | レストラン
こちらは同じくCivilta’ del bereのレストラン版。
ただ、いつもは独立してこれだけが1冊になっているのだが、Vinitalyに印刷が間に合わなかったらしく、月刊の4月号の後ろに掲載されている。まあ内容が変わるわけではないから良しとしよう。

レストランの評価本も増えているが、うち6冊で評価している。
しかし、レストランの場合は、きっちり点数制にしていて、はっきりと順位がついている。
換算方法は明確に記され、それにのっとっている。
たとえば、ミシュランは3つ星100点、2つ星94点、1つ星88点、言及されているレストラン60点というように。
そうやって合計を出し、順位が出るのである。


イタリアの面白いところは地方の勢いが良いということである。
日本なら東京か大阪かでベスト10が占められそうだが、ローマのトップが3位に、ミラノにいたってはトップが13位である。フィレンツェのトップが5位に入っているのを除くと、あとは地方都市か「田舎」にあるレストランで、こういうところがイタリアの底力というか、興味の尽きないところと言える。

ただ、評価の高いところは、どこもみんな新イタリア料理である。いわゆるイタリア料理では、高評価獲得は難しい現状がある。しかし、参考にするのはよいと思う。

イタリア料理らしいレストランが良かったら、少し点数の低いところ、 300位とか400位あたりで見てみると結構満足する。なお、今年は561位までが出ている。
州別に分析したところもあって、面白いし、知らない土地でレストランを選ぶのに、各評価本を持ち歩く必要がなく、非常に便利である。