(写真は奈良の信貴山 2009.正月)
記録だけ
2009年度 37冊目
『宮田登 日本を語る10 王権と日和見』
宮田登 著
発行所 吉川弘文館
2006年12月10日
246ページ 2730円
今朝 『宮田登 日本を語る10 王権と日和見』を読了。
王権と日和見は宮田登が得意とするところだが、わたしは王権の方はきわめて興味がない。
明治天皇がお田植えをされた場所に石碑が建ったとか、神饌のため御所で天皇がお田植えされたという部分くらいが、心に残ったかな。
宮田登 日本を語るシリーズは奈良県立図書館と、京都の大学図書館の中心図書館で借りてもらっている。
これまで読んだ十冊余の宮田登 日本を語るシリーズは全て誰も読んだ後がなかったが、今回初めて、どなたか(複数の方)が読まれた跡があった。
やはり日本人にとって 王権と日和見という内容は、興味深いのかも知れない。
ちなみに今回この本は 奈良県立図書館のものを近隣図書館に借りていただいた。
王権と日和見というだけあって、奈良の話しも多いこととを付け加えておこう。
王権と日和見というタイトルだが、私にとっては日和見の部分が参考になった。
興味深い部分を簡単ぬ抜き出しておこう。
日和見の儀礼 164~
ヒヨミ→カヨミ→コヨミ
白山と日知り 165~
花祭り 「聖なる時間」として、把握
花祭りとは別に、大豊作の年に神楽
神楽の方法(ノートに記録)166
トキオリ 184~
『歳事習俗語彙』
奈良県一帯 トキヨリ (202~含む)
トキ は セチ に当たる古語
「年に三トキは犬も知る」
「年に三トキは犬もする」
「年に三トキは嫁も知る」
トキは 正、五、九
仏に団子、小豆飯、
多く食べる
「時そば」(落語) 190~
霊的背景として、時を刻む
→ 捨て鐘
節 203~
竹の節
竹の成長過程におけるプロセス
→ 人間の時間認識の仕方に投影
鯰絵 207~
世直し
上のような部分が、私の好きな何らかに関連していて 興味を持ったところ。
他にも、興味深い部分は多くあったが、今日はこれくらいにて 失礼申し上げます。