乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

37: 『宮田登 日本を語る10 王権と日和見』 宮田登 著 吉川弘文館

2009-03-19 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は奈良の信貴山 2009.正月)

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記録だけ  

 

2009年度 37冊目  

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『宮田登 日本を語る10 王権と日和見』

 

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 宮田登 著

 発行所 吉川弘文館

 2006年12月10日

 246ページ 2730円

 

 今朝 『宮田登 日本を語る10 王権と日和見』を読了。

 王権と日和見は宮田登が得意とするところだが、わたしは王権の方はきわめて興味がない。

 明治天皇がお田植えをされた場所に石碑が建ったとか、神饌のため御所で天皇がお田植えされたという部分くらいが、心に残ったかな。

 宮田登 日本を語るシリーズは奈良県立図書館と、京都の大学図書館の中心図書館で借りてもらっている。

 これまで読んだ十冊余の宮田登 日本を語るシリーズは全て誰も読んだ後がなかったが、今回初めて、どなたか(複数の方)が読まれた跡があった。

 やはり日本人にとって 王権と日和見という内容は、興味深いのかも知れない。

 ちなみに今回この本は 奈良県立図書館のものを近隣図書館に借りていただいた。

 王権と日和見というだけあって、奈良の話しも多いこととを付け加えておこう。 

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 王権と日和見というタイトルだが、私にとっては日和見の部分が参考になった。

 興味深い部分を簡単ぬ抜き出しておこう。

 

 日和見の儀礼 164~

  ヒヨミ→カヨミ→コヨミ

 

 白山と日知り 165~

  花祭り  「聖なる時間」として、把握

  花祭りとは別に、大豊作の年に神楽

   神楽の方法(ノートに記録)166

 

  トキオリ 184~

   『歳事習俗語彙』

   奈良県一帯 トキヨリ  (202~含む)

   トキ は セチ に当たる古語

    「年に三トキは犬も知る」

    「年に三トキは犬もする」

    「年に三トキは嫁も知る」

    トキは 正、五、九

    仏に団子、小豆飯、

    多く食べる

 

  「時そば」(落語) 190~

    霊的背景として、時を刻む

    → 捨て鐘

 

 節 203~

  竹の節

   竹の成長過程におけるプロセス

   → 人間の時間認識の仕方に投影

 

 鯰絵 207~

  世直し

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 上のような部分が、私の好きな何らかに関連していて 興味を持ったところ。

 他にも、興味深い部分は多くあったが、今日はこれくらいにて 失礼申し上げます。

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コメント
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