乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

天理の棚田と 彼岸花    秋の野の草のたもとか花すすき 穂に出でてまねく袖と見ゆらむ (7景)

2011-10-01 | ことのは





       天理の棚田と 彼岸花




























     



      古今和歌集 243    在原棟梁 ありわらのむねやな


  寛平御時きさいの宮の歌合の歌

  秋の野の草のたもとか花すすき 穂に出でてまねく袖と見ゆらむ












  在原 棟梁 ウィキペディアより ▼

 在原 棟梁(ありわら の むねやな / むねはり、生年不詳 - 昌泰元年(898年))は、平安時代前期の歌人。平城天皇裔で、右中将・在原業平の子。中古三十六歌仙の一人。官位は従五位上・筑前守。

 仁和元年(885年)左兵衛大尉の時、正六位上から従五位下に叙せられる。その後、雅楽頭・左兵衛佐・安芸介・左衛門佐を歴任。寛平10年(898年)従五位上・筑前守に至る。歌人として、勅撰和歌集に『古今和歌集』4首・『後撰和歌集』2首・『続後拾遺和歌集』1首が入首

 父:在原業平  母:紀有常の娘  妻:不明



     



               奈良県天理市 天理ダム近く 棚田にて







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天理の秋   いつとても恋しからずはあらねども 秋の夕べはあやしかりけり (5景)

2011-10-01 | ことのは


        





       天理 桃尾の滝近くの秋









 上二枚の写真は、奈良県天理市の桃尾の滝近くの民家です。

 秋らしく彼岸花が咲いていました。






 上三枚の写真は、桃尾の滝に通じる脇道に通じる角の田んぼです。

 稲は刈られてんびで干され、それを見守るように彼岸花が咲いていました。


 秋日和です。







  古今集 恋一 546     読人知らず

 いつとても恋しからずはあらねども 秋の夕べはあやしかりけり








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稲刈りの季節    秋田刈る刈廬を作り廬りして あるらむ君を見むよしもがも (5景)

2011-10-01 | ことのは





 9月24日、奈良桜井の笠では稲刈りの季節でした。

 機械で刈る姿も多く見かけましたし、手で刈っておられる方も多くいらっしゃいました。

 この日は秋晴れで、藁を乾かす田が多かった。

 青空に乗った田の神様が田んぼに残る水に降りてこられ、田んぼが青空のようでした。

 日本ですね~☆

 日本は、美しいですね~☆

 素直にそう感じる時間を過ごすことができました。

















   万葉集 巻十 2248  作者未詳

 秋田刈る刈廬を作り廬りして あるらむ君を見むよしもがも 







  いおり す-日本国語大辞典
 「いおり(庵)さす」に同じ。*万葉〔8C後〕一〇・二二四八「秋田刈る仮廬(かりいほ)作り五百入為(いほりし)てあるらむ君を見むよしもがも〈作者未詳〉」

  いおり さす-日本国語大辞典
  庵をつくる。庵をつくって住む。いおさす。いおりす。*詞花〔1151頃〕冬・一五〇「いほりさす楢(なら)の木蔭に漏る月の曇ると見れば時雨降るなり〈瞻西〉」







                                 奈良県桜井市笠 にて







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