鬼ヶ城 熊野市木本町 (15景)
隆起と風化と波の浸食によって生じた自然の芸術で、熊野灘に面して延々1Km続く、国の名勝・天然記念物。
山頂には、戦国時代の城跡があり、熊野古道・松本峠と連結するハイキングコースが整備されています。
鬼の見晴台といわれる展望台からは、熊野灘が一望できます。
鬼ヶ城(おにがじょう)は三重県熊野市木本町にある海岸景勝地。国の名勝(「熊野の鬼ケ城 附 獅子巖」〈くまののおにがじょう つけたり ししいわ〉)の一部である。
熊野灘の荒波に削られた大小無数の海食洞が、地震による隆起によって階段上に並び、熊野灘に面して約1km続いている。
志摩半島から続くリアス式海岸の最南端で、これより南はなだらかな砂浜の海岸(七里御浜)へと変わる。
東口から山頂へ通じるハイキングコースには桜が植えられており、春には4種類の桜が次から次へと開花して長期間花見が楽しめる。
1935年(昭和10年)に国の天然記念物に指定された後、1958年(昭和33年)に獅子巌が追加指定され、名勝および天然記念物「熊野の鬼ケ城 附 獅子巖」となった。
ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』(2004年7月登録)の一部[2]。また、日本百景に選定されている。
坂上田村麻呂伝説
坂上田村麻呂が桓武天皇の命を受けて、鬼と恐れられこの地を荒らし廻っていた海賊・多娥丸(たがまる)を征伐したという伝説。
鬼ヶ城本城
室町時代(1523年頃)に有馬忠親が隠居城として山頂に築城した日本の城。
有馬氏はのちに堀内氏によって滅ぼされる。堀内氏は豊臣秀吉に仕え、関ヶ原の戦いまで当地を治めた。
山頂と熊野古道の松本峠を結ぶハイキングコースには3本の掘切が今でも残っている。
(ウィキペディア)
住所
〒519-4323 熊野市木本町
電話番号
0597-89-4111(熊野市観光スポーツ交流課)
公式URL
http://onigajyo.jp/
公共交通機関でのアクセス
・JR紀勢本線「熊野市駅」から「大又大久保行き」バス約5分「鬼ヶ城東口」下車すぐ