乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱13 「全集とは」

2019-08-09 | ことのは
 写真は、イランのタイル






  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱13 「全集とは」
  


 ウィキペディアによれば次のように書かれている。



 全集(ぜんしゅう、羅: opera omnia、英: complete works)
 全集という言葉は、主に特定の人物の全著作、全文章を収録したもの、または主な著作等を選び編集したもの、また特定の時代・国や地域の主要な文学的著作を編纂したもの、和洋の美術・歴史的文化財を撮影した写真をまとめたもの(日本古典文学全集、世界美術全集など)などに使われる。
「全集」という言葉を字義通りに解釈すれば、たとえば特定の作家の全集の場合、作品だけでなく日記、書簡、雑記やメモその他、著者の手になる文章すべてを収録する完全全集ととれるが、実際には、一般の読者にとって一定程度以上の意味のあるものだけを選んで編集したものを「全集」と名づける場合が多い。
 ところで、有限な「全集」に誰の何を入れ、幾巻をさくか、誰、何をいれないかという選択は、すぐれて編集的行為であり、このうえなく具体的な批評でもあり得る(たとえば紙上のプランとしては丸谷才一、三浦雅士、鹿島茂の『文学全集を立ちあげる』(2006年、文藝春秋)があり、実際に池澤夏樹は個人編集というかたちで、『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』・『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』を河出書房新社より刊行した。また、坪内祐三は、みずからが編集した筑摩書房の「明治の文学」のシリーズで饗庭篁村に1巻を割いたことを特徴として自負していた。)
 中国文学者の高島俊男は、大学で講義した際に「明治文学全集には高島先生の言った『○○作の××』という作品は入っていない。ゆえにそんな作品は存在しない、嘘を言わないで下さい」と(「全集」という言葉を字義通りに解釈した)大学生に詰め寄られたという(あまりにその学生が愚かすぎて信じがたいほどの)体験を書き残している。ただし、中国古典においては、『全唐詩』『全宋詩』などに、その時代の遺存する全作品が収録されているので、それを日本に敷衍して解釈した可能性もある。
個人全集[編集]

 古くは漢籍の「石雲山人詩文全集」などの例がある。近代以降の文学全集では没後まもなく編まれた「一葉全集」「紅葉全集」などが先駆的である。本格的な全集としては、岩波書店の「漱石全集」のように小説、評論から日記、書簡、断簡零墨までを集めたものがある。これはその人物の業績や思想を全て網羅しようとするもので、一つの理想的な形態ではあろう。「漱石全集」は度々新たな編集が行われており、改訂のたびに新発見資料の収録や本文校訂が行われている。また、1970年代には、筑摩書房が、『校本宮沢賢治全集』で、推敲の過程の作者によって消された部分まで復元したことによって、「銀河鉄道の夜」の成立史など、研究を深める材料を提供したこともある。
 まだ生存している作家がこれまでの作品をまとめた全集を編むこともある。この場合、全集刊行後に発表された作品は当然、全集から漏れることになるので、不完全な全集とならざるを得ない(ただし、司馬遼太郎全集のように、生前刊行分の続巻というかたちで完全な全集を完成させることもある)。
 中国では、存命中に出るものは「文集」であり、存命中に全集が出ることはありえない。世界文学全集の類と並び、日本で大々的に営業上の理由から〈誤用〉されている語である。



 ところが、『ブリタニカ国際大百科事典 』『小項目事典』の解説によれば次のように記されている。


 全集 ぜんしゅう  complete works
 ある人の書いたすべての作品 (日記や手紙の類まで含めて) を収録した刊行物。
 小宮豊隆編の「夏目漱石全集」や勝本清一郎編の「北村透谷全集」などがその例である。
 昭和初期の円本合戦の頃から,その口火となった改造社の「現代日本文学全集」のように,ある国のある分野,あるいは時期や主題や流れなどの代表的な著作を選んで一括したシリーズも全集というようになったが,これは選集というべきである。



 いわば「現代日本文学全集」と言ったものは書名であると言ってよかろうことを今日初めて知った。
 ただ、「現代日本文学全集」は一般的に定着しているので広義においては全集と言っていいだろうと私は思ってしまうが、実のところは私にはわからない。






 



 
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 1 「引歌」と「本歌取り」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 2 「影印」と「印影」、「影印本」(景印本、影印)と「覆刻本」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 3  丈(じょう )と 丈(たけ)
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 4 「草紙」と「草子」と「双紙」と「冊子」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 5 「清元」と「常磐津」と「長唄」と「義太夫」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 6 「千秋楽」と「千穐楽」と「千穐樂」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 7  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 7「文化功労者」と「文化勲章」 
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 8 「気功」と「気」の違い、及び「気功」と「気」の中国と日本の違い 
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 9 「忖度」江戸時代すでに言葉の変化が認められた事を『玉あられ』(本居宣長著)で再確認した。
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 10  弥生(日本に置ける3月)、暮の春、建辰月、月宿、夢見月
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 11  東大寺 修二会(お水取り)について再度確認しておきたい。
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 12  一旦停止の位置は如何様であろうとも、停止線手前で止まるべし
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 13 「全集とは」                       

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『Y和地名大辞典(N良県全域)』の誤植がオヨヨ。しかしながら、『日本書紀』が大変身近に感じた意味で幸運な日を過ごすことができました。

2019-08-09 | 読書全般(古典など以外の一般書)


  


 調べ物があり、図書館に行く。

『Y和地名大辞典(N良県全域)』(編集 Y和地名研究所)で某地名を調べると、出てきた。

 説明によれば、『日本書紀』の某天皇某年某月某日の条とあるので調べてみれば、不思議なことになかった。

 なぜでしょうと思いつつ帰宅し、我が家の『日本書紀』で調べてみた。

 すると、某天皇と 某月某日の条はあっていたが、某年が間違っていた。

 年をずらして調べてみれば、載ってっていたのである。

 しめしめ、これは良きことかなと喜んでいるのも束の間、インデックスで某地名を調べているつもりが、実際に記載されていたのは人名であった。

 オー なんてこった!

 今日の三時間も無駄骨であった。

『Y和地名大辞典』君、しっかりしてくださいなと内心しかり、それ以上に自らの力不足に泣くに泣けない信天翁。

 そもそも地域の歴史を古典(『日本書紀』)に逃げようとした私が浅はかであった。

 村方文書は手強いわ!と肝に銘じ、古典や絵巻物かわかを読みたいわ!と泣く鳴く思う乱鳥であった。


 ところで『日本書紀』だが、お荒尾アラと呼んでいると面白いのなんの。

 知っている話があらあら素敵。

 能楽や歌舞伎になっている話がわんさか書かれているのですよ。

 これまで『古事記』は読んだが『日本書紀』は未だ読まずの私。

『日本書紀』が大変身近に感じた意味で幸運な日を過ごすことができました^^



 ところで『K史大辞典』(全17冊)って今では3万円そこそこで手に入れることができるのね。 

 わっはっは   おお、笑止。

 





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乱鳥徒然     騒ぐ食材  ほんでもって沈(チーン)

2019-08-09 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
 春日大社 和舞の日に




 このくっちょ暑さの中

 駒鳥(くちょう)

 くちょ我慢して苦超を乗り越え

 大型食品店に向かう


 多くを買い多くを詰める

 重きを持ち重くを積める

 原付云々のタイヤはへなり

 形の悪いドーナツのようだ


 凍れるくらいに冷やした冷蔵庫に

 多くの食品をつめ込む

 色とりどりの食品が

 鮮やかなくちょう(口調)で歌うや笑う


 これこれ

 そんなに大きな声で騒いでいると

 冷蔵庫から湯気出し暑さ倍増

 乱鳥lunch wo 整える


 はしゃぐ食材  鍋に入り

 騒ぐ食材  ほんでもって沈(チーン)





 

 

 
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乱鳥徒然  たわいない話。

2019-08-09 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
     写真は法隆寺






 歴史って難しいな。

 文書に気にになる語彙がない場合の調べる手ほどきを受けた。

 何を聞いていいかわからないほどわからない私に、かなり実力のある某先生は、順を追って教えて下さった。

 聞いたの夕刻の5時半。

 四時過ぎから的外れの調べ方をしていた私って村方文書阿呆だわ!とほくそ笑む。
 時間がない。バスの時刻があるので、小一時間と決め込み、某資料にまとを絞り、読んでいた。

 時間がないので焦っていたが、調べようとしていることよりも他が気になる。
 その日に出てきた番水について超詳しく載せられていたので読む。
 芸能集団が住んでいたという村や、芸能の内の話などに身を引く。
 そして、私の課題とは異なるで芸能についてのコピーを終え、コピー機からお釣りを抜くことも忘れるくらいに焦ってバスに飛び乗った。

 好きなことに流れる。
 好きなことなら苦手意識もなく、自分でコロコロと遊べるんだけど、人間苦手なことも多いものだと前を向く。
 
 教えて頂いた先生。この方のおかげで、室町が好きになった。能楽や絵巻物も考えると、面白い時代だと思う。

 後日今一度弁当持ちで図書館に行き、教えて頂いた順で私なりに調べてみたいと思う。
      多分撃沈。
 だが、古典やそれにまつわる美術書も多いので、疲れれば古典^^といった戦略で文書と格闘しようかな  アッハッハ




コメント (2)
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