乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)10 八丁裏 九丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

2020-11-28 | 草双紙:洒落本、仮名草子、黄表紙、黒本、赤本、合巻 等

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)10 八丁裏 九丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

 

早稲田大学 古典籍総合データベース

八丁裏 

右のはなしをきゝ

つたへ、右の手の

きかぬ中風

やみをたのま

れ、さつそくめ

がねにてのぞ

きし所、此病

人、大のうぬ

ぼれ、手まへ

ばつかりいゝ男

のきでゐるやつ

なりこ、いつ吉田

才沢でハいかず

と、新よしハら

へつれ行、きん

/\としたる

おいらんのざし

きへすハらせ、

きくほうの

手をきつと

おさへてゐる所へ

おいらん、ゆうぜん

として産

につきさがづ

きごとに

 

九丁表

なるとひやう人ハ

ぢびやうのゑ

もんがなでたく

て、むず/″\する

所とちくさい、

こゝぞとうごく

方の手紙へさへ

つけてゐれバ、

ひやう人たつての

くるしみにて、

とう/\きかぬ

ほうの手が

ゑもんへくる

しハら/\すり迄

ひげかなでられる、

それからハすきトざい

にはさう/\

 

九丁表

「此所しよくゑのざ

 しきゆへ、むごん

 おりふし、ちつとづ

 わかにばかり

 

九丁表

「いかひものもちや

 屋もそのをす

 取ついてわらふ、

 あたりもはるきやう

 げんのならび

    大みやうののことし

 

八丁裏

      もし 

       くすり

      めんけんせ

      すんバ、その

      やまいいへず、

      しやしん

      ぼう しま

      しやう、しん

      ぼうこう

      大じハなん

      で手づ

       きかぬ

 

八丁裏

      ヲヽ/\

      こゝで

      お

      さへ

      も

      ありが

       たい

 

九丁表

      アい/\

        /\/\

 

      アい/\

        /\/\

 

九丁表

        たいこ

        五町

 

        なぜ

        うでを

        おさへて

        いるか、わ

        からね

        ども

 

          や

          たら

          わら

          ふ

 

 

吉田才沢 ?

 吉田蔵沢の場合

 吉田蔵沢 江戸後期の伊予松山藩士・画家。名は良香、通称は弥三郎のち久太夫、号は酔桃館・白雲堂等。

 風早・野間郡代官、持筒頭、者頭役等を勤め、治績があった。

 少時より画を好み、特に墨竹画を能くし、また詩歌俳諧、鉄筆製陶等も能くした。

 享和2年(1802)歿、81才。

才沢 ?

  才沢は、苗字の場合もある。

吉田才沢

 吉田、才沢か?

吉田

才沢でハいかず

と、新よしハら

へつれ行

 吉田才沢では行かず、新吉原へ連れ行き、

 新吉原から考えると、吉田才沢は遊郭の有った地名なのだろうか?

吉田才沢 は結局、分からなかった。

 

 

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)1 表紙  寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)2 口上 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)3 一丁裏 二丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)4 二丁裏 三丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)5 三丁裏 四丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)6 四丁裏 五丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)7 五丁裏 六丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)8 六丁裏 七丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)9 七丁裏 八丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)10 八丁裏 九丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

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TEAM NACS「LOOSER~失い続けてしまうアルバム」 2004  森崎博之 脚本・演出  森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真

2020-11-28 | TVで舞台

 

 TEAM NACS「LOOSER~失い続けてしまうアルバム」2004年

 

 

 2004年5月東京 サンシャイン劇場

 

 TEAM NACS(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)

 

 北海道発の演劇ユニットTEAM NACSの2004年公演。新撰組と長州藩の確執を、チョンマゲもチャンバラもない芝居で表現。

 歴史に残らなかった者たちの大義を描く。 (wowow)

 

 

 TEAM NACS「LOOSER~失い続けてしまうアルバム」を見た。

 脚本、大変良い出来栄え。

 役者も各々が個性を出し、舞台を仕上げていた。

 戸次重幸も他のメンバーも、いい仕事をしていたよ。

 

 今回も超簡単な記録のみにて失礼いたします。

 

 附

 この舞台は、脚本も役者たちも好きだな^^vウン!好きだな。

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竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)9 七丁裏 八丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

2020-11-28 | 草双紙:洒落本、仮名草子、黄表紙、黒本、赤本、合巻 等

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)9 七丁裏 八丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

 

9

早稲田大学 古典籍総合データベース

七丁裏 

そんじよそこらの

中風にてひだるが

かたみかふハぬと

いふびやう人を

うけとりけれバ

さつそく大坂下り

の人ぎやうつかひ

吉田才二とあし

つかひをやとひて

さしがねをいれて

つかハせけるに

まことにめい

人のしんこん

左の手足に

のりうつりて

たちまちに

ほんふくする、

ぬれ手で

あハより

ざうさも

ないりやう

づなれと

ちくさい

らうの

 

八丁表

きてん

古今の

大でけ/″\

ゑらひ

 ものと

いふ、ひやう

 ばんなり

 

八丁表

「女ぼう

  よろこべ

 ひだりハ

  おやくに

 たつたハ

   やい

 

八丁表

「その地口

   より

 よいほうハ

 ひだりへ/″\

      の

 ほうが

  ゑら

   からふ

    とハ

 才次も

  よつほど

  さる

   ものなり

 

七丁裏 

     「もし

      だんなへ

      その位

      で七

      へんげ

      の

 

七丁裏

          しよさ

          が見

          たいね

 

 

そんじよそこらの

 そんじゅそこらの

 

ほんふく本復 《名・ス自》

 病気が完全になおること。全快。

 

 

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)1 表紙  寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)2 口上 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)3 一丁裏 二丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)4 二丁裏 三丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)5 三丁裏 四丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)6 四丁裏 五丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)7 五丁裏 六丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)8 六丁裏 七丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)9 七丁裏 八丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

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TEAM NACS「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」脚本:林民夫 演出:森崎博之 演出 森崎博之 安田顕 戸次重幸 大泉洋 音尾琢真

2020-11-28 | TVで舞台

 

 

  TEAM NACS「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」

 

 北海道出身で、今や押しも押されもせぬ大人気演劇ユニットとなったTEAM NACSの2018年の第16回公演。「戦争」をテーマにしたシリアスなストーリーに挑む。  (wowow)

 

 脚本 林民夫

 演出 森崎博之

 無名の5人の兵士・小宮勝四郎少尉(森崎博之)、桜庭仁平上等兵(安田顕)、田中誠二等兵(戸次重幸)、水島哲軍曹(大泉洋)、矢野正三整備兵(音尾琢真)の物語。

 

 

 以前にも見たTEAM NACS「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」を見た。

 話の展開が面白く、役者たちも熱演。どの役者も、それぞれが個性的である。

 

 最後、安田顕の感情移入よろしくの 目は虚ろ、強弱、鼻水を垂らしての大熱演には、今回も身震いをするほど感動し、涙が流れた。

 二枚目を押し殺しての体当たりのこの役者は、毎度、見入ってしまう。

 

 彼らは大学時代から演劇の道に進み、好きな時間を過ごしてきた彼らが振り返れば商業演劇に携われる立派な役者に成長を遂げていた。

 各々の個性がそれぞれ育まれ、何年かに一度集結してTEAM NACSという舞台を続けている。

 TEAM NACSの演劇に対する情熱に触れ、見ている側に喜びを与える。

「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」を見つつ、筋書きや内容から離れ、自分の人生を振り返る。

 TEAM NACSのメンバーとは違った、人それぞれの人生の歩みさえ感じ、また、個々の生き方の尊重をも感じながら、一生懸命に演じるTEAM NACSの舞台を見ていた。

 TEAM NACSは素晴らしいと、私は思う。

 

 

 今回も簡単な記録のみにて失礼申し上げます。

 

 

 

 

 

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