乱鳥の書きなぐり

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高山彦九郎 皇后望拝の像と、色づきはじめたもみじ 京都・三条大橋 (3景)

2012-10-23 | ことのは


    高山彦九郎 皇后望拝の像と、色づきはじめたもみじ





 大御門その方向きて橋の上に 頂根(うなね)突きけむ 真心たふと   

                             橘 曙覧(あけみ)






 江戸時代、ここ三条大橋は東海道五十三次の起終点にあたり、往時の都の出入口であった。今ここにある銅像は、高山彦九郎正之(1747~1793)の姿を写したものである。高山彦九郎は、群馬県の出身である。18歳の時以来、前後5回、上洛したが、京都に出入りする折には、この銅像の姿のように京都御所に向かって拝礼した。その姿は
  大御門その方向きて橋の上に
   頂根突きけむ真心たふと

              橘 曙覧
と和歌に詠まれた。
 明治維新を成就した勤皇の志士達は、彦九郎を心の鑑と仰いだといわれる。後、明治の中頃の俚謡、サノサ節には
 人は武士
 気概は高山彦九郎
 京の三条の橋の上
 遙かに皇居をネ伏し拝み
 落つる涙は鴨の水アサノサ
と謡いつがれた。
 




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