「逆手」、江戸時代はなんと言っていたのか?
「逆手」を「さかて」という人は、全体の7割だという。
某台詞で「ぎゃくて」という言葉が2回出てきたので、私としては違和感があった。
「ぎゃくて」の場合は、柔道などのスポーツの場合に使用し、「相手の出方を逆手に取る」といった場合は「さかて」の方がしっくりとしていた。
ところが、辞書によれば、「相手の出方を逆手に取る」などのように、ひゆ的な使い方をする場合は「ギャクテ」と読むのが従来の一般的な読み方だとするものが多い。
台詞の舞台は江戸時代のものでしたので、古語辞典などで調べてみたが、これがまぁ、なんとも言えず、、、
おそらく、「ギャクテ」と言っていたのではないかとさえ思えてきた。
「相手の出方を逆手に取る」
①ギャクテ
②サカテ このほかの「逆手」は、次のように使い分ける。
(1)柔道などの場合「逆手を取る」・・・ギャクテ
(2)短刀・刀を「逆手に握る・持つ」・・・サカテ
(3)体操の鉄棒の「逆手車輪」・・・サカテ
いつ頃使えわけたのか、古語では同言っていたのかが分からず、なんともいえぬ中途半端な記録にて、失礼申し上げます。
平賀源内のごひいきだったと云う、瀬川菊之丞の役者絵(浮世絵)
田沼意次について
金々先生造化夢 読了 16 金々先生造化夢 口上(十五丁裏) 山東京伝 作 北尾重政 画 寛政6年 版元 蔦屋重三郎
蔦屋 重三郎(つたや じゅうざぶろう) 1 ~吉原時代 金々先生造化夢
【驚動】とは 1-1
【おはぐろ どぶ】とは 1-2
『吉原細見』とは 蔦屋 重三郎 1-3
【南鐐二朱銀】(なんりょうにしゅぎん)とは 2-1
「逆手」(さかて、ぎゃくて)、江戸時代はなんと言っていたのか? 3-1
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます