乱鳥の書きなぐり

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竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)7 五丁裏 六丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

2020-11-27 | 草双紙:洒落本、仮名草子、黄表紙、黒本、赤本、合巻 等

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)7 五丁裏 六丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

 

7

早稲田大学 古典籍総合データベース

五丁裏

ある時

さる御屋

しきうら

まんざいに

あてこす

られても

なひたなつ

ちりと

かぼちや

しりの

にやり、どう

ぞ おいどを

なをして

もらひ

 たひと

たのんで

 くる

 

六丁表

それこそいともか、すき

御事、まづ御きう

そくなさるべし、ちや

うけにおいも、かぼ

などゝ言へるいつき

とうぜんのしろ

物をいだせバサァ

しめるほどに/\

お北斗いつてハくひ、

げら/″\わらつてハ

つめこみ、のち

にハ気を

おもくして

かべばつかり

にらんでゐ

たりしが、しバ

らくありて

おなかゞぶく

/″\して

くると、やたら

むしやうに

もみつちりを

はじめ

  ける

 

五丁裏

    ちくさい

     さまの

    おやしきハ

    もうこゝ

    かへ、わしや

    はづかしい

    もをしが

    つよし

 

六丁表

    わたくらハ竹斎

    けらいのにら

    みの介でござ

    ります、もつと

    おいもを

     あげま

      しやう

 

 

どうぞ おいどをなをしてもらひたひ

おいど

「おいど」は、お尻、おけつの事で、京都弁だとばかり思い込んでいたが、江戸時代江戸でも「おいど」は使われていたようだ。

 

おいど(御居処) 

【おいどの語源・由来】

「お」は接頭語の「御」

「い」は「座る」を意味する古語「ゐる(居る)」の名詞形

「ど」は「場所・所」を意味する「と・ど(処)」で、おいどは「座るところ」という意味。

 おしりは座る際の中心となる部位であるため、中世頃から上品な女性語として用いられるようになった。

 

 


 

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)1 表紙  寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)2 口上 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)3 一丁裏 二丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)4 二丁裏 三丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)5 三丁裏 四丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)6 四丁裏 五丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)7 五丁裏 六丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)8 六丁裏 七丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)9 七丁裏 八丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

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