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『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-11 【巻一 後白川上皇の法住寺殿】四十一〜四十四紙 中央公論社 小松茂実編

2020-09-01 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風

 

 

『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-11 【巻一 後白川上皇の法住寺殿】四十一〜四十四紙 中央公論社 小松茂実編

 

 

 

 日本絵巻大成 8

【巻一 後白川上皇の法住寺殿】四十一〜四十四紙

日本絵巻大成 8  四十三〜四十七紙

 

鳳輦、後白川上皇の法住寺殿に着御 

寝屋(前図)、透渡殿(すきわたどの)、西対(にしのたい)、西中門とその廊に続く。

 

門の内。

庭の幕の前には、公卿が並ぶ。

 
 
 
 
 
鳳輦(ほうれん)
 
 1  屋根の上に金色の鳳凰(ほうおう)の飾りをつけた輿(こし)。
  晴れの行幸に天皇が乗用。
  一般に、天皇の乗り物。
 
 
後白川上皇   (大辞林)
 
(1127~1192) 第七七代天皇(在位1155~1158)。
 名は雅仁。鳥羽天皇の第四皇子。
 即位の際、崇徳上皇と対立、保元の乱を生じた。
 二条天皇に譲位後、五代にわたって院政をおこない、平氏政権から鎌倉幕府権力の確立に至る変革期にあって朝廷権威の存続を巧みにはかった。
 1169年出家して法皇となり、造寺・造仏に尽くした。
 また、今様いまようを好み「梁塵秘抄りようじんひしよう」を撰した。
 
 
透渡殿(すきわたどの)
 
 … 屋根材,建具などは対屋も寝殿と同じである。
 寝殿と東西対の間は南北2本の廊で結ばれるが,南側の廊は透渡殿(すきわたどの)と呼ばれ,建具のない吹き放しの建物である。
 東西対の南から南池に向かって延びる中門廊は外側に壁をはり,内側は吹き放しである。…
 
 
西対(にしのたい)
 
 寝殿造りで、主殿の西方にある建物。
 西の対の屋。西の方。
 ※伊勢物語(10C前)四「東の五条に大后の宮おはしましける、にしのたいに住む人ありけり」
 
西中門
 
 中門とは、
 寺院などで、南大門の後方にある門。
 通常、回廊の前中央部になどに設けられる。
 
 
公卿 
 
 1 公(こう)(=大臣)と卿(けい)(=大納言・中納言・参議・三位以上の官人)との称。
 
 2 広く、殿上人(てんじょうびと)。
 
 
 
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