そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

四番札所巡礼記

2009年11月10日 | 字余り
11/10
11月10日第二回目の札所巡りに参加している。阪急交通社のツアーだが、今日はバス6台が大阪、京都、神戸から出ているとのこと盛況である。あいにく天気が下り坂で、今のところ雨は降っていないが危うい。お詣りの順番が第2,3,4と聞いていたが、天気の都合で本日の最大難所である施福寺から先にお詣りすることになった。バスガイドさんの説明だと20,30分かかるという。今までの参拝者で脱落者はいないというから、なんとかなるだろう。
難所、難所というが、ガイドブックによると三ヶ所が有名で、第十一番の上醍醐寺、第三十二番の観音正寺、第四番の施福寺ということだ。先のふたつは参拝済みで今日の施福寺が難所納めである。
二つの難所のうち、観音正寺は故郷の寺ということもあり、駅前で自転車を借り石寺というところまで行き麓から歩いて登った。どのくらいの時間をかけて登ったか忘れたが、かなりしんどかった。ご詠歌の下の句である「遠きみちのり」を唱えながら登っていった。道程の石標にあるあと「何丁」を恨めしく思いながら、顎を出して登った記憶がよみがえる。
西国のお詣りを始めるとき、最初をどこにするかということで、難所を選んでおけば、あとが楽という気があったが、登っているときには悔いもあった。
もうひとつの上醍醐寺だが近江の岩間寺の次に回った。普通は修験道よろしく山越えをして上醍醐寺→岩間寺といけばわりと近いらしい。車だったので山の麓沿いに宇治方面に行き、地図を頼りに山に入ったが、入り口がわからない。そうこうするうちにトレーニングをしている人が一休みしていたので車を止めて道を聞いた。するとまさにそこが上醍醐寺への裏道の入り口であった。十分ほどの距離というので歩いていくと、親子連れが散歩のような感じで歩いている。たどり着いたところは寺域の一番高いところで、行者姿の像がたっていて護魔が焚かれている雰囲気である。本堂のあるところは10分位下がったところにあるという。お詣りをするのに山を下るというのははじめてである。こんな便利な裏道であるが道が開けていないのでバスなども通っていない。なんか狐に化かされたような感じだったが、帰り道もしっかり間違ってしまった。
その醍醐寺もしばらくして落雷による火事で本堂などが焼けたと聞く。復興の話を聞いていないのでそのままだろうが、桜が満開の頃、したからゆっくりと登るのもいいかと思う。


がイいう順と第4番の施福寺
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万葉集#4.0786-4.0788

2009年11月10日 |  / 万葉集
11/10
「久須麻呂は家持が子に求愛しよろこぶ父が歌を返せり
(大伴宿禰家持が藤原朝臣久須麻呂に報贈オクれる歌三首)」
「久須麻呂はいかなる故かわからぬも不幸なことに射殺されると()」
「春の雨はいやしき降るに梅の花いまだ咲かなく若ミかも(歌1/3首 #4.0786)」
「1.春雨がたくさん降れど梅の花いまだ咲かぬは若すぎるから?()」
「夢のごと思ほゆるかも愛ハしきやし君が使の数多マネく通へば(歌2/3首 #4.0787)」
「2.夢心地思えてきます慕わしいあなたの使い多く通えば()」
「うら若み花咲き難き梅を植ゑて人の言しげみ思ひそ吾がする(歌3/3首 #4.0788)」
「3.うら若くほころぷ前の梅植えて人が声かけ気がもめること()」
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