そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

人麿の排除

2009年11月26日 | 字余り

11/26
柿本人麿の刑死説が唱えられるようになってどの位がたつのだろう。よくわからないがほとんど定説に近づいているのではないか。人麿に関しては色々な本が書かれているがそれらを片っ端から読む気もない。ただ一つの関心は誰が殺したのかと言うこととその理由である。以前、持統天皇が殺したという仮説をたてたが、それはそのままにして藤原不比等をそれに加えたい。天武亡きあとの国作りは不比等抜きでは語れなく、不比等の罠に人麿は落ちたのかもしれない。人麿と不比等の時間の重なりがどうなっているのかもわからないが、不改常典でのタッグを思うと、なきにしもあらずかと考えた。

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梅の歌〈1〉#5.081 5-5.0822

2009年11月26日 |  / 万葉集
11/26
「(梅花の歌1-8/32首)」
「正月立ち春の来らばかくしこそ梅を折りつつ楽しき終へめ
(#5.0815 大弐オホキスケ紀卿)」
「1.正月になって春が来たならば梅を愛でつつ楽しく過ごそう()」
「梅の花今咲けるごと散り過ぎず我が家ヘの園にありこせぬかも
(#5.0816 少弐スナキスケ小野大夫)」
「2.梅の花今咲けるよに散りすぎずわが家の庭にあっていてほし()」
「梅の花咲きたる園の青柳は縵カヅラにすべく成りにけらずや
(#5.0817 少弐粟田大夫)」
「3.梅の花咲いてる庭の青柳は縵カヅラほどにも伸びてきたかな()」
「春さればまづ咲く屋戸の梅の花独り見つつや春日暮らさむ
(#5.0818 筑前守山上大夫)」
「4.春になりまず現れる梅の花一人見ながら春の日すごそう()」
「世の中は恋繁しゑやかくしあらば梅の花にも成らましものを
(#5.0819 豊後守トヨクニノミチノシリノカミ大伴大夫)」
「5.世の中は恋の花咲く頃なれば梅の花にもならましものを()」
「梅の花今盛りなり思ふどち挿頭カザシにしてな今盛りなり
(#5.0820 筑後守ツクシミチノシリノカミ葛井大夫)」
「6.梅の花今盛りだと思えるが挿頭カザシにしよう今盛りゆえ()」
「青柳梅との花を折り挿頭カジし飲みての後は散りぬともよし
(#5.0821 某官笠氏沙弥)」
「7.青柳梅の花とを折り挿頭カザシ飲んだあとなら散ってもいいよ()」
「我が園に梅の花散る久かたの天より雪の流れ来るかも(#5.0822 主人(あるじ))」
「8.わが庭に梅の花散るそのさまは遠き天より雪の降るごと()」


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