2014/03/17
「脳の強化書」の簡単なまとめをやりました。~加藤俊徳著
「筋肉を鍛えるように脳みそを鍛えられるか著者は疑問に()」
「最近の脳トレツールと違うのは記憶やひらめきだけではないと(脳トレツール:衰えを自覚しやすい記憶力やひらめきをトレーニングするツール)」
「著者が書く基本編での概略はChapter.1に集約されり
(01:脳は死ぬまで成長し続ける
,02:1万人以上のMRI画像から、20~40代の脳が個性的
,03:脳の成人式は30才
,04:脳を鍛えるための正しい方法は存在する
,05:脳を鍛えるためには制約をはずし自由に発想
,06:一人ひとりの脳の個性に応えること
,07:脳番地と言う発想で対応
,08:脳には1000億個を越える神経細胞がある
,09:脳番地はつながることで強くなる
,10:脳番地は全部で120ある[機能別には8分類]
,11:神経細胞[皮質]と神経繊維[白質]からなる
,12:コンプレックスから解放[苦手意識]
,13:脳番地を刺激する3つのポイントは
①習慣の見直し
②癖を知る[a.万人共通=誉められると喜ぶ+数字で括ると認識しやすい+デッドラインの設定+疲れたときは睡眠/b.各個人の固有=思考パターン例えば文章よりも漫画の方が理解しやすい等]
③したいと思うこと[shoud→want/させられ思考→したい思考/受動→能動]
)」
「脳機能分類すれば8つあり羽生と井山の画像はいかに
(0:脳番地
=1:思考系
+2:感情系
+3:伝達系
+4:理解系
+5:運動系
+6:聴覚系
+7:視覚系
+8:記憶系
)」
2014/03/17
「八千矛の妻須勢理比売は昔から嫉妬深くて夫困れり()」
「倭ヤマトへと旅立つ馬に乗るときに嘆く須勢理に歌を詠えり()」
「
ぬばたまの 黒き御衣ミケシを
ま具ツブさに 取り装ひ
沖つ鳥 胸見る時
はたたぎも 是は適フサはず
辺つ波 そに脱き棄て
ソニ鳥の 青き御衣を
ま具ツブさに 取り装ひ
沖つ鳥 胸見る時
はたたぎも 是も適はず
辺つ波 そに脱き棄て
山方に蒔きし 茜春き
染め木が汁に 染め衣を
ま具さに 取り装ひ
沖つ鳥 胸見る時
はたたぎも 是し宜し
愛子やの 妹の命
群鳥の 我が群れ去なば
引け鳥の 我が引け去なば
泣かじとは 汝は言ふとも
やまとの 一本薄
項ウナ傾カブし 汝が泣かさまく
朝雨の 霧に立たむぞ
若草の 妻の命
事の 語り言も 此をば
(歌謡#5)」
「ぬばたまの 黒き御衣ミケシを ま具ツブさに 取り装ひ 沖つ鳥 胸見る時 はたたぎも 是は適フサはず 辺つ波 そに脱き棄て(#5-1)」
「黒い服すっかり着込みよく見れば余り似合わず寄す波に捨つ()」
「ソニ鳥の 青き御衣を ま具ツブさに 取り装ひ 沖つ鳥 胸見る時 はたたぎも 是も適はず 辺つ波 そに脱き棄て(#5-2)」
「青い服すっかり着込みよく見れば余り似合わず寄す波に捨つ()」
「山方に蒔きし 茜春き 染め木が汁に 染め衣を ま具さに 取り装ひ 沖つ鳥 胸見る時 はたたぎも 是し宜し(#5-3)」
「茜にて染めた衣を着込んでは見ればなかなか似合いたるかな()」
「愛子やの 妹の命 群鳥の 我が群れ去なば 引け鳥の 我が引け去なば 泣かじとは 汝は言ふとも やまとの 一本薄 項ウナ傾カブし 汝が泣かさまく 朝雨の 霧に立たむぞ 若草の 妻の命(#5-4)」
「吾行けば泣かぬと言えど山辺の薄がたれるように悲しむ()」
「事の 語り言も 此をば(#5-5)」
「事の次第を語り事として()」
2014/03/17
古事記の読み込みをやりはじめてから1ヶ月足らずが経った。神々の創成から、大国主命の出雲での覇権の確立、高志の国への妻ごい、倭への遠征の兆し、須勢理比売の嫉妬等を歌った「八千矛の歌」まできた。
ブログ記事の展開のやり方も大体決まってきた。神々の誕生とか、系譜の表現とかについても、詞書きのところで箇条書きにして見やすく表現する、ということを心がけている。資料の扱いについても、読み込みをするにつけ使う資料も固定化してきた。梅原氏の古事記は原典からの間引きがある、橋本氏の古事記は等身大ではなく少し飾りつけとか、化粧がきつい。そういうわけで次の二冊に落ち着いてきた。角川文庫の「新訂 古事記」武田祐吉訳注のものは、訳はかたくるしいが原文に忠実である。もう一冊は学研社の「現代語 古事記」竹田恒泰著である。原文に忠実であるばかりでなく、途中にはいる解説や説明に心がこもっている。著者の竹田氏は最近富にマスコミ露出が甚だしいが、本の中味については太鼓判である。名著である。最近、この本の文庫版が出ているので求めやすくなっているので、ご紹介まで…。
あと、小学館の日本古典文学全集の「古事記 上代歌謡」も使用する。一番最初にこの本を購入したときに、岩波でなく小学館にしたのは構成がよく分かりやすいことと、万葉仮名の漢字表記もされているので買った。携行には重いので家で参考書的に使おうと思う。
今こうしてガチで古事記に向かっていると、そんなに難しい内容ではないことがわかった。古事記が偽書だとか、神話は神話で史実ではない等色々いわれているが、原文を読むととりあえずの立ち位置がわかるようになる。
内容を理解する楽しみに満ちあふれていて、今後の自己の理解が進むであろう期待がおおきい。