2014/12/31
「時事川柳一年間を総括す()」
「春からは時事川柳に封印す()」
「大阪にたかじんというアホがいた(1月・竹永)」
「落ち着くところに落ち着いた都知事選(2月・大沢)」
「橋下の一人芝居に客は来ず(3月・片山)」
「デビュー戦100勝となるおまけ付き(4月・永田)」
「ありがとうお帰りなさい若田さん(5月・得能)」
「子供でも獲れたウナギがいまどこに(6月・前川)」
「戦争をしないさせない自衛権(7月・野坂)」
「100ミリが普通になってきた怖さ(8月・山根)」
「おたかさん時代に戻れない社民(9月・淡路)」
「トンボリにトラが飛び込む水の音(10月・宮井)」
「サンゴより多い密漁船の数(11月・日月)」
「吉野家にアベノミクスの矢があたり(12月・板垣)」
2014/12/31
「マッサンのエリーが鐘打つ大納会ひさかたぶりの高値を報ず
(時 期:年始 1/6 ->年末 12/30
/日経平均:15,908円 ->14,750円
/円相場 :104円37銭->119円79銭
)」
「マッサンの息子が先頃亡くなると訃報欄にてわれは知りたり(親戚筋から養子をもらって後継としていた、聞いて物語のような感覚だった)」
「マッサンを見て飲まんかなウィスキーの香りと味がまた蘇える(最近は焼酎ばかりだたので)」
「大晦日『羽生手術』に目がいって三面に飛ぶ朝の新聞()」
「オノマトペ気楽なテーマは使用可も深刻なとき使わぬがよし(編集手帳)」
「皆さんのめくる暦に愉快なるオノマトペあれ羊の年は()」
「『ワニワニ』と天ぷら喰える擬態語が古川ロッパの日記にあると()」
「『サメザメ』と泣いた議員は請求す『シラーッ』と行った佐用城崎()」
「ワニワニと食べられぬ歳も『グツグツ』と煮える土鍋をつついてみたし()」
「鮟鱇もわが身の業も煮ゆるかな(久保田万太郎)」
「『グ』がいつか『ブ』に煮崩れて除夜の鐘(編集氏)」