2015/09/07
「イタリアのさいはての島の海岸をやわらかに駆ける我としらなみ(木戸美由紀)」
「イタリアのさいはての島は実在か軽やか柔らか同じことかな(2002渡仏、雑誌、旅行ガイドのライター)」
「二千年立つ凱旋門カモメらは海なき海を悠々と舞ふ(松本実穂 リヨン在住のセミプロ写真家)」
「カモメ飛ぶ海なき海は海でなし古きローマの凱旋門を()」
2015/09/07
「溌剌とした友の顔浮かび来てこの世にいないと思えば空虚に()」
「越える川少し手前も死出の旅どんなものかと夢路で知らせ(忌明けは15日だが、曜日の関係で13日にするそうだ)」
「切り絵する教室二つ運営し生徒教えり五十人ほど()」
「生徒らが切り絵の写真を霊前に供えていたり師を惜しみつつ()」
「隈取りを切り絵でしたる作品が霊前にあり興味をそそる()」