2019/06/07
いま永井路子さんの『美貌の女帝』を読んでいて、戸惑いを感じている。不比等と元明、元正母娘との関係の描き方である。氏は元明、元正を蘇我倉山田石川麻呂系の女系として不比等に対立させている。持統天皇も同類だが持統は、不比等を草壁・文武という皇統を実現するために協力者として選んだ。しかし、不比等は手に負えない怪獣化し、怪獣の子として宮子の産んだ首皇子、不倫の相手である三千代に産ませた安宿媛をマッチングさせ、藤原氏の天皇と皇后を作った。元明、元正のやろうとしたことは実現できずに、首皇子と安宿媛に引き継がれていく。この聖武天皇と光明皇后は、藤原氏のお飾りではなく反藤原的な天皇に育っていくのであるが、この天皇までに長屋王や安積皇子、大伴旅人等の不幸がある。
このように見ていくとやはり長屋王の変が分水嶺になっていそうだ。ほかに光明子を産んだ橘三千代の怪、首を産んだ宮子の謎、藤原氏の近江への回帰、皇統の行方など興味はつきない。
2018/06/07
「飛騨の生れ名はとうといふほととぎす
(高浜虚子
/飛騨地方ほととぎすのこととうという語源知りたし納得のため
/ほととぎす声で知らんと聞いたけどいまだわからぬ納得をして)」
「杜鵑トケンとぞほととぎすのこと指すらしいこれを飛騨では『とうと』呼びたり()」
「燃えぬごみ収集日にて五つ出す合わせば皆で150リットルに(袋のL数で、45L*2,30L*1,15L*2)」
「三つなる数の最小公倍数求める問いで5級題なり(10,20,30の三数:2*5,2^2*5,2*3*5→2^2*3*5=60)」