万葉集#12.2988-12.2990

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「梓弓末の中ごろ淀めりし君には逢ひぬ嘆きはやまむ(#12.2988)」
「梓弓ちょっと途中は逢えなくもやっと逢えたり嘆きは止まる()」

「今更に何しか思(も)はむ梓弓引きみ緩べみ寄りにしものを(#12.2989)」
「今さらに何を思わん梓弓引いては緩め依っていきしに(いろいろ考え)」

「娘子(をとめ)らが績麻(うみを)のたたり打麻(うちそ)懸け倦む時なしに恋ひ渡るかも(#12.2990)」
「娘らが績麻ウミヲのたたり打麻ウチソ懸け厭きることなく恋続けるよ()」