2015/02/23
「三津五郎すい臓ガンで逝きたまう歌舞伎役者で惜しい人かな(勘三郎とともに若くして逝く)」
「いまさらに踊る姿を見てみれば確かに味ある動きなりけり(日本舞踊の家元)」
「温泉のコンサルタントで出演のテレビドラマがなつかしかな(城好きで、俳句をたしなむコンサルタント)」
2015/02/22
#035 紀貫之「肥え担ぐ乙女は問える『匂うかね』花嗅ぐ貴人『はい、ぞんぶんに』()」
#036 清原深養父「洗面所月は眠れる夏の朝陽が歯磨きをするというのに()」
2015/02/21
新聞の歌壇を技術向上のために有効活用できないか?
以前『連句擬き』で歌壇・俳壇から上下の句を組み合わせる遊びをした。時間がかかるので最近はとんとしていない。毎週その週の間に消化していかないと未消化になって精神衛生上よろしくない。相変わらず方法論を考えていて埒があかない。
やりたいことは、目の前にあるその短歌(言霊はちょっとオーバーか)がこの世に現れてきた背景を強制連関的に表現できないかということ。その連関させるキーワードをピックアップしたい。試しに以下に箇条書きしてみる。
・響いた言葉に○をつける
・五感のどこに作用
・きっかけワード
・絵画的には出来るか
・わかりやすいか
採点をすると何点か?(採点基準)・平明性
・技法、文法
・ユニークさ
・叙情性
・その他
各2点 計10点
2015/02/21
「天皇が近江の国に行きしとき宇治の野の上ヘで歌を詠いき()」
「
千葉の 葛野カヅノを見れば、
百千足る 家庭ヤニハも見ゆ。
国の秀ホも見ゆ。
(歌謡番号42)」
「千葉なるは枕詞であるらしき葉っぱの多い葛につけたり()」
「この葛野下に見えたる家見れば国はまほろば大和麗し()」
20015/02/19
「天皇は皇太子呼び問いたまう兄と弟どちらが可愛い(大山守と大雀を呼んで質問)」
「問いたるは宇遅若郎子に天下治めさせたく思われたから()」
「答えるに大山守は『上の子の方かわゆく思う』と答う()」
「大雀父の御心知りたまい『年端のいかぬ弟の方』と()」
「わが思い大雀の言う通りだと皇子三人に役目を分ける
(1:大山守は海・山を管理
/2:大雀は天下の政治を執り行って天皇に奏上
/3:宇遅若郎子は天下を治めよ)」
「かく決まり大雀命天皇のご命令にはそむかざりしか(わざわざ言うのには後日談がありそう)」