そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

シェイクスピアの正体

2015年02月20日 |  /シェイクスピア

2015/02/20

 BS世界のドキュメンタリー『シェイクスピアの正体』をじっくり見た。
昔からシェイクスピア別人説があって、このドキュメンタリーでは当時17世オクスフォード伯、エドワード・ド・ヴィーア(1550-1604)がその人であるといっている。
 オクスフォード伯は11歳頃に父の屋敷に来たエリザベス女王(1533-1603)と会っていて、それ以降、彼女から可愛がられる。1570年20歳頃に貴族の最高位である伯爵に叙せられ1586年には年金も100万ポンド、今の金で言うと5億円ほどもらっている。
 当時の劇作家は、政治との関連で結構際どい商売であったらしい。当時劇場で上演される演劇が、歴史事実や政治事件等について原作者の見解を聞く場であったらしく、メディアとしての機能を持っていた。『ハムレット』や『リチャード2世』等は宮廷内部の政争や出来事の内容を知る危険な演劇であった。彼はエリザベス女王から目をかけられていて、お咎めはなかったし、彼自身もエリザベス女王の後継者であると思っていたらしく、彼は自署するときにサインに王冠と7世を意味するチェックマークを7つ入れていたらしい。ただこのサインは、エリザベス女王が死亡したときからは使わず、もとに戻したという。オクスフォード伯は、エリザベス女王が亡くなった翌年の1604年に亡くなるが、同年に『ハムレット』が王室の紋章付きで発刊される。王室の紋章がどういう意味を持っているのか、これからの課題であるが、ハムレットがオクスフォード伯のモデルであり、この作品で自分の多くをハムレットに語らせているという。また、154篇のソネットには、恋愛・美・政治・死などが語られているが、81篇の中に『やがて、わたしの名前は忘れられる』という言葉がある。ここでいう『私』はオクスフォード伯であり、決してシェイクスピアではない。いまやシェイクスピアは雨散霧消し別の世界が浮かび上がってきた。つまり、オクスフォード伯、彼の作品群、エリザベス女王、ウィリアム・セシルとロバート・セシル親子、エセックス伯とサウザンプトン伯、オクスフォード伯の娘婿等が織り成す世界が浮かび上がってくる。この世界は、今までのシェイクスピア世界とは、色艶が全く違った世界になるだろう。

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后妃と皇子女(15 応神天皇-1)

2015年02月15日 |  / 古事記・古代史

2015/02/14

「品陀和気命は大和の軽島の明の宮で天下治めり(橿原市大軽町、畝傍山の東南の地)」

「誉田とは河内の国の志紀郡で今の羽曳野誉田に比定()」

「景行や成務・仲哀はタラシ系 品陀和気の命とは系列違う()」

「品陀和気の命は惚れる体質を持っていたのか后妃多し
(0:以下、后妃列挙
1:高木入日売命
2:高木中日売命
3:高木弟日売命
4:丸邇の比布礼の意富美の女の宮主、矢河枝比売
5:その妹、袁那弁の郎女
6:咋俣長日子の王の女、息長真若中比売
7:桜井の田部の連の祖先の島垂根の女、糸井比売
8:日向の泉、長比売
9:迦具漏比売
10:葛城の野、伊呂売
)」

「応神は[品陀和気命]は景行系[品陀真若王]の女なる三柱の女王ヒメミコと娶ミアひて皇子女なせる
(1-1 額田の大中つ日子の命、大山守の命、伊奢之イザノ真若命、妹大原郎女、高目タカムク郎女[五柱]
/1-2 木之荒田郎女、大雀命、根鳥ネトリ命[三柱]
/1-3 阿倍郎女、阿貝知三腹郎女、木之菟野郎女、三野郎女[五柱、四柱の誤り?]
)」

「品陀真若王ミコは景行[五百木之入日子の命]が尾張の連の祖建伊那陀宿禰の女で志理都紀斗売シリツキトメを娶ってできた子である()」

「丸邇之比布礼能意富美ワニノヒフレノオホミの女、宮主矢河枝比売と娶ミアひて皇子女なせる
(2-1 宇遅能和紀郎子、妹八田若郎女、女鳥王[三柱]
)」

「丸邇之比布礼能意富美の女、宮主矢河枝比売の弟イロド、袁那弁ヲナベ郎女と娶ミアひて皇子女なせる
(2-2 宇遅の若郎女)」

「咋俣長日子王ミコの女、息長真若中つ比売と娶ミアひて皇子女なせる
(3-1 若沼毛二股ワカヌケフタマタ王)」

「櫻井の田部の連の祖、島垂根の娘、糸井比売と娶ミアひて皇子女なせる
(4-1 速総別の命)」

「日向の泉の長比売と娶ミアひて皇子女なせる
(5-1 大羽江の王、小羽江の王、墻日ハタヒの若郎女[三柱]
)」

「迦具漏比売と娶ミアひてして皇子女なせる
(6-1 川原田郎女、玉郎女、忍坂大中比売、登富志トホシ郎女、迦多遅カタヂ王ミコ[五柱]
)」

「葛城之野伊呂売に娶ミアひて皇子女なせる
(7-1 伊奢能麻和迦王)」

「皇子女で大雀命は最後には天下をぞ治めたまえる()」

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沙翁のソネット#08 ~#14

2015年02月15日 |  /シェイクスピア

2015/02/15

「愁い顔して音楽を聴かないで語りかけたり無に終わるなと(#08)」

「独身で美を浪費する罪あらば他人を愛す心はなしと(#09 自分が死んで未亡人にすることを恐れるのは嘘)」

「憎しみは美の肉体に宿らすなクローンを作れ輪廻のために(#10)」

「この自然あなた造りしその理由ワケはあなたのコピー欲するゆえだ(#11)」

「時の神あなたをさらってゆくときに子は大鎌で立ち向かうもの(#12)」

「きみに父いたと同じく息子にも父と呼ばせる家を造れよ(#13)」

「君の死は真実と美の破滅なりそれはすなわち終焉なりと(#14)」




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笑う子規~梅・春風

2015年02月14日 | 日めくり帖

2015/02/11

「梅ちるや米とぐ女二三人(子規)」

「長屋かな米とぐために集まれるかくなる景色今は幻(各家庭の台所で米はとぐから)」

「発句だけ残して梅の句を作れ二月三月梅を探して(明石の人丸神社には梅があったが)」

「春風のとり乱したる弥生哉(子規)」

「この風情どんなときにぞ感じるか虫と同じく啓蟄ころか()」

「三月に八百屋お七は火をつける狂いたるのは春風のせい()」

「目の前でミスドの旗がひらめいてこれも春風身に変化なし()」

「とりあえずときめくことのないことが問題ならむうずくなにかを()」

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美智子さまの御歌2

2015年02月11日 | 日めくり帖

2015/02/11


「『生きているといいねママお元気ですか』文に項ウナジ傾カブし幼な児眠る(#6/10)」

「死を知らず眠る幼な児にそっと言う『寝たら悲しみ去るよ』のたとえ()」

「今ひとたび立ちあがりゆく村むらや失せたるものの面影の上ヘに(#7/10)」

「元通りならずと言えど復興は面影残しつなされゆくなり()」

「日本列島田ごとの早苗そよぐらむ今日わが君も御田にいでます(#8/10)」

「皇居内御田に出ゆく天皇は誘われたるか稲のお世話を()」

「時折に糸吐かずをり薄き繭の中なる蚕疲れしならむ(#9/10)」

「蚕玉一つ一つに気をつかう美智子さまとは優しき御方()」

「生命イノチあるもののかなしさ早春の光のなかに揺ユスり蚊の舞う(#10/10)」

「ユスリカは何も食べずにただ子孫残すだけらし数日の命()」

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