がじゅまるの樹の下で。

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肝高の阿麻和利、8代目誕生

2016年12月22日 | ・肝高の阿麻和利レポ

肝高の阿麻和利

2016年12月10日(土)
夜公演

きむたかホール

 

8代目阿麻和利君のお披露目公演
ということで行ってきました!

 

公演から10日以上もたってしまった上、
その間に飛び飛びで書いてたので
まとまりがないレビューになってしまいました

どうかご容赦を

 

+

 

8代目君の印象は、

親近感のある庶民派系

でしょうか。

つぶらな瞳と
きゅっと上がった口角がキュートで
いつもニコニコさわやかさん、
良い人感がにじみ出てる、

という感じ。

でも体格は良くて割とがっしりしてる。

総合的に彼の印象をイメージで言えば

 

ひと昔前の野球漫画のキャッチャー


…みたいな。

通じなさすぎる比喩でごめんなさい(笑)

 

ビジュアルで言えば
目力出すために
眉&アイメイクもっと濃くてもいいかもね。

あと、きっと彼は髪の毛は見せずに
頭は布で巻いた衣装の方も似合うと思う♪
(ぴちっと巻くというよりはちょっとボリューム出して)

 

阿麻和利君お披露目公演はいつも思うけど、
初舞台なのに皆そうとは思えない堂々とした姿。
脱帽です。
逆に、そういう人だからこそ選ばれたっていうのもあるのかな。

 

さあ、彼がこれからどんな阿麻和利になっていくのか
楽しみですね!

自分らしく…なんて悩むこともあるかもしれないけど、
最初は偉大な先輩たちの模倣に模倣でいいと思う。
完全コピーのその先に、にじみ出てくるものが、
それぞれの個性になるんじゃないかな。

1年先、2年先を見据えて
焦らずに頑張ってください!

応援しています!

 

+

 

今回特筆したい人がもう一人。

 

ハッタラー君、中学1年生男子。

 

これはもう、びっくりしました。

中1のハッタラーって、たぶん初めて見たよ?

大抜擢!?

声変わりもままならない、小さくて華奢で坊主頭で
くるくる変わるひょうきんな表情が
一休さんやお猿さんのようでなんともかわいらしい。
(※褒めてます)

「う~わ~…こりゃかわいいわ…」

ってゆー感じの子。

だけど堂々とした演技っぷり。
声もしっかり出てたし
台詞もばっちりだったし
とにかく一生懸命さがほとばしってました。

彼の今後の成長を見届けたくなりました。
(名前、覚えておこう…)

 

久々の「愛の劇場」も
ベテラン役者(高3)の「お兄ちゃん(肝子)」とのコンビで
笑わせてもらいました。

間が絶妙でしたね。

思わず拍手が起こるほど(笑)

 

 

そして毎度おなじみの賢雄ウォッチ。

前回の改心なしの賢雄と同じ役者さんでしたが、
今回はちょっと動揺が見える賢雄でした(笑)
(もしかして続くMOMOTO公演を意識して…?
とか思っちゃったりして…)

彼女の賢雄は目力があってカッコイイ。

肝高の阿麻和利では賢雄はセリフが少ないので
目で語れるっていうのは重要です(`・ω・´)ノ* 


あと立ち姿(背中)、ね。

 

(以前、尚泰久で書いたことあるけど
姿勢でキャラクターは作れます。

 

その点で言えば、今回は望月按司Sの
じいちゃんが最高でした。

歩き方もしぐさもぬかりなくなりきってて
でも変にでしゃばりすぎず、すごくいい塩梅だったなと。

そして側用人では
やっぱりじいちゃん(ばあちゃん)キャラはいいな…。

 

+

 

百十踏揚は久々に霊験あらたかな感じがよく見れて
舞台後方に戻ったあとも、
表情とか息づかいとかしぐさで
ちむわさわさー感がすごく出ててよかったデス。

そして今回もばっちり安定高音の琉歌でした!

 

+

 

アンサンブルさんで今回印象的だったのが
レクイエムのシーン。

音楽に合わせてアンサンブルさんも一緒に歌ってるんだけど、
確か阿麻和利のマブイ抜けのところだったかな、
斉唱でクレッシェンド!
した、よね!?

すごく緊張感が高まってめっちゃ効果的でした!

鳥肌モノでした!

まだまだ演出に工夫ってできるんだなぁ
まだまだ進化ってできるもんなんだなぁって
すごく感心しました。

成長するには進化あるのみ!
現状維持は退化、、、なんて言葉もありますが、
まだまだ肝高の阿麻和利はイケそうですね!

 

+

 

今回は久々に前エリア、
バンドさんの近くでの鑑賞でした。

音の振動を、
バンドメンバーの目線や息づかいも、
体感させてもらいました。

 

「肝高バンドを"鑑賞"する」

これもリピーターや前座席ならではの
楽しみ方の一つですね♪

おススメです☆

 

 

+

 

 

ところで、
そろそろ肝高の阿麻和利から少し距離を置いた方がいいんじゃないだろうか…
とぼやいて、
実際にがくんと鑑賞ペースを落として、
約3年。

(肝高の阿麻和利だけじゃなく、
他の現代版組踊の通常公演もだいぶ控えてました)

 

でも、

今回の肝高の阿麻和利公演を見て、

 

あ、

抜けた。

 

って思いました。

 

 

良かった。

あの頃の気持ちが、また戻ってきた、

そんな感じです。

 

少しずつに戻ってきてたモチベーションが、
この日の舞台で確信できた、といいましょうか。

この日の公演の帰りは
余韻に浸って、帰り道を1本間違えたくらい(笑)

 

 

よし!!

趣味=舞台鑑賞

復活!!です!!!

 

(でもレビューを書くスピードと感覚は
まだまだブランクを感じます…(^^;))

 

 

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