Twitterで周ってきたマンガ情報☆
『琉球のユウナ①』(響ワタル著/白泉社)
(↑画像クリックでamazonにジャンプ)
尚真王代を舞台にした
琉球ロマンティックファンタジー
読んでの感想は、
まさに
琉球で
ロマンティックで
ファンタジー
でした!
そして
まぎれもなく少女漫画(ここポイント)
ということ(笑)
少女漫画だから、
ヒーローのかっこよさで
キュンキュンさせるのは絶対条件!(笑)
尚真王、
こりゃ惚れるわ(笑)
ストーリーの原作(案)者がいるわけでもなく、
漫画家さんが沖縄出身というわけでもないので
かるーくそれっぽく琉球エッセンスを入れただけだったりして…
と思ったけど、
結構色々調べられてて
(巻末に参考文献一覧あり)、
袖結いや民家の内部やちんすこうなどの風俗をはじめ
クーデターの事や、尚宣威のこととか、中央集権とか、
モテ男父王(金丸)のことや、琉球の祭祀など、
歴史エッセンスも思ってたよりも入ってて
気に入りました
うへー!(笑)
ってなったシーンもあったけど。
いや、でも面白かった☆
↑茅葺、竹の床にチニブ★
(↑ほぼ持ってる♪)
描けるところはなるべくしっかり描きたいって
こだわっているのが分かりました★
一方で、首里城のビジュアルとか、
歴史的に違う面もありますが(尚真代は今と違ってNO瓦屋根)
でも、おそらくそれは作者の確信犯部分なのかな、と。
読者が全国区である限り、
歴史的事実と、一般的な琉球(沖縄)イメージ像と、
分かりやすさと、少女漫画的ビジュアルと…
というようなバランスというか、
調整は必要だったでしょうし、
ホントは当時は違うって知ってるけど
漫画では(作画では)敢えてこうした、
ってところはあるんだろうな、
と想像しました( ˘ω˘ )♡
まったく琉球の歴史を知らない人でも楽しめる、
そして琉球の歴史に興味を持ってもらえるような
そんな漫画じゃないかなと思いました♪
≪追記≫
琉球のユウナ2巻レビュー → ★
+ + +
ところで
少し話は変わりますが、
琉球女の子キャラについて
私が常々思っていることがあって。
(特に)本土の人が描く琉球女の子キャラって
3大特徴があって、
1 ハイビスカスの髪飾り
2 紅型着物
3 露出多め(ミニスカートや胸はだけ)
なんです。
オプションアイテムとしては
花笠、シーサー
とかね。
沖縄の人でもちゃんと歴史に興味を持ってない人はこのパターンかな…
もう、判を押したかのように
このパターンの多いこと多いこと。
あまりにもワンパターンすぎて
かえって新鮮さやリアリティがなくなっていると思います。
(琉球を表現するモチーフ、
もっと色々あるよー!)
なので、萌えなキャラでも全然いいんですが、
琉球の女の子キャラを作るときは
せめてこの3点セットのうち
1つ(できれば2つ)は別のモノに置き換えると
少しひねり技を効かせることができるので
いいと思うのですよ。
例えばハイビスカスを別の花(デイゴとか)に
替えるだけでも結構変わるはずです。
なのでこの漫画の表紙も
ハイビスカスじゃなくてユウナにしてほしかったな…。
(物語にはユウナの花がちゃんと出てきてるだけに惜しい…)
(なお、本編ではミニスカ着物ではあるけど、
ユウナちゃんは基本、紅型もハイビスカスもつけてません)
(LaLa編集部のツイートより。クリックでジャンプします)
そういう意味では、こちらの画の方が個人的には好きです
三大ワンパターンを外しつつ琉球感はばっちり☆