がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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雨城、ウガングヮームイ

2019年03月06日 | ・琉球歴史/文化風景

 

高原交差点にある、拝所。

ここは

勝連を脱出した鬼大城と百十踏揚が
追手に追いつかれそうになったとき、
オモロを謳って嵐を起こした奇跡の場所…

というのは以前紹介した通り。

 

この交差点は比較的よく通るので
(実家に行く時とか)

なんか工事?してるなー??

と気になっていたのですが……

 

 

…あっ!!!

 

新しく案内版が立ってる!!!!

 

急遽Uターン!

 

 

まだラップされたままの、
真新しい案内板。

もちろん設置は
沖縄市教育委員会。

 

この史跡の名称は
ウガングヮームイ。
(資料によってはウガングヮーヤマってあったりもする)

 

解説版には
鬼大城と百十踏揚の伝承もばっちり☆

 

 

雨城については、
「アマ城毛」ってありますね。

「真説 阿麻和利考」(高宮城宏著)で読んだ
「雨城之嶽」(『琉球国由来記』)についての記述は、
…ないな?

 

高原交差点のところがちょうど
「アマグシク(グスク)」だったようで、
沖縄市の文化財一覧では、
「(大里の)アマグシク跡」として紹介されています。

 

このウガングヮームイも
元々はこのグスクと関係のある
(もしくは一体だった)
御嶽なのでしょう。

 

 

船着き場があった…ということは……

やっぱり!

この記事で触れてた地図↓と条件ピッタリ☆

 

 

 

かつてはここが沿岸線だったなんて、

今ではちょっと想像つきません。



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