がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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有森神社+浦上グスク

2019年12月12日 | ・琉球史散策/グスク時代

 

奄美大島にある、
浦上有盛遺跡(有盛神社・浦上グスク)。

壇ノ浦の戦いで敗走した平家の武将のひとり、
平有盛が築いた城だと言われています。

さすがに奄美大島、喜界島は、
沖縄よりも平家伝承の場所が多くみられました。

 

 

有盛神社。

 

 

ここには奄美市指定文化財の
石造弁財天像があるようでした。

…が、案内板が残念なことに(^^;)

 

 

奄美は歴史・史跡を観光資源として
前面的に活かすという取り組みは薄いらしいのですが、
(歴史よりも自然推しだから。歴史系はあっても幕末の西郷さん関係)
もっと整備&PRしてもいいのにな~と思いました( ˘ω˘ )

 

 

この有盛神社の奥をさらに行くと
グスク的構造が出てきます。

…が、実際の風景ではわかりにくいので、
まずは県博の常設展にある模型を。

 

 

下部が有盛神社部分。

山を登っていくような形で進みます。

 

 

この丘陵のてっぺん部分には
石碑がありました。

文化十三年とあったので
1816年の大島代官が寄進建立したもののようです。

 

 

さらにその奥には
山を削り込んだ堀切が!!

しかも三段構え!

 

 

…のはずなのですが…

…うむ。

木々が生い茂っていると
まったくもってわからないね(^^;)

 

堀切は実際にその場に降りてみないと
実感しにくいですよね…。
根謝銘グスクみたいに

 

とりあえず、地面が低くなっているのは分かるはず。

 

 

帰り道です。

写真右手が平場になっているんだはず。

 

 

石垣のない、
堀切をもった土のグスクでした。


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