がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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肝高の阿麻和利紅型2枚目完成。

2009年01月04日 | ・染め・デザイン制作
肝高の阿麻和利紅型2枚目、完成しましたー。

これが昨日記事にした
色差し・隈取が終わった段階。



で、水につけて糊を洗い落とすとこうなります。
一気に作品が変わる瞬間なので1番わくわくします。



これに微修正や、糊があった部分に直接色を差したりして調整します。



で、とりあえず完成。

う~ん、ピンクと藤色の扱いまずったかなぁ。


ちなみに1枚目と比べるとこんな感じ。
微妙すぎて間違い探しの域かも?(^-^;)



人物の輪郭や目に色をつけていくところが1番緊張します。
0.1ミリの線の場所や太さの違いで表情って変わるので…。

なんかこの阿麻和利君は憂い顔になっちゃってるなー。
もうちょっとがっしりした凛々しい表情の予定なんだけど…。

表情から言ったら1枚目のほうがイメージに近いかも。
色のせいもあるのかなー。

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★お尋ね★どなかた知りませんか?

2009年01月03日 | ・手ぬぐい活用術など
お尋ねです。

以前手ぬぐいネットショッピングサイトをうろうろしていたときに
手ぬぐい(無地・白)のロール売りがあったのですが、
どこのサイトだったのか不明になってしまいました。

商品の写真は、ロール状になっていて確か布質は総理、
値段は2000円~3000円の間だったような気がします。

ついに登場!とかお客様の声にお答えして的な売り文句があったような?


どなたかご存知ないでしょうか??


切られた無地の白手ぬぐい、じゃなくてロールでつながってて
自分で好きな長さ切れる、っていうのが欲しいのです。
コメント (4)
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肝高の阿麻和利紅型2枚目、色差し終了!

2009年01月03日 | ・染め・デザイン制作
肝高の阿麻和利紅型2枚目が染め終わりましたー!

…まさかこの数日で染め終わるとは…。

前回、水洗いをする前の状態を写真に撮っていなかったので
今回は忘れずに記録写真、パチリ★

でも果たして前回(1枚目)の反省を生かした出来になっているのか…(;´Д`)


水洗いしてみんことにはちょっとわからない…。



ムラなく塗るコツってなんだー!
場数踏むしかないのかー。

あとやはり配色って難しい……(T_T)
紅型だから、「明るく」なんだけど、
まとまりはありつつバランスもよく、色で遠近感も出しつつ
…って、その配色のコツが知りたい…。


とりあえず、これは一晩乾かして、
明日あたりに水洗いしようと思います。

それから微修正とか、追加の色差しとかやります。

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戦利品IN首里城

2009年01月03日 | ・手ぬぐいコレクション


昨日首里城に行った時の戦利品!

うはぁ~!!
首里城手ぬぐい、新作出てるーーー!!o(≧◇≦*)o
もちろん、梨園染さんなのでさっきの黒招き猫とは違ってちゃんと注染ですよ~。

これまであった紅型風手ぬぐい4種に、
更に4種が追加されていました。
(色のバリエーションも結構ある)

また紹介していきますね~d(ゝω・o)


手ぬぐいに他に買ったのがこちら。
クリアファイル。210円。



他にも色々種類があるのですが、
首里城一帯の紅型で制作の資料になりそうだったので。

ちなみに裏は透明無地と思いきや、



首里城に関する年表と正殿一口メモ。
高さ、広さ、奥行き、瓦や塗装、そして部分的様式の違いについてのメモが。

うわ~、勉強になる。

しかも、右端には線引きの目盛りが……。
(※沖縄では定規のことを線引きといいます(笑))


で、色々購入したらおまけでもらったのがコレ。



首里城シール。

まぁかわいい(笑)

でもどこに使えと?

ねん・くみ・なまえシール、
シゴト用のノートに使おうかしら(笑)
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黒招き猫

2009年01月03日 | ・手ぬぐいコレクション

黒×赤、そして金の差し色が利いてます。

トリミングと猫のデザインが大胆で
しかも黒招き猫でインパクトあるのに、


…嗚呼、プリントなのが残念…il|li _| ̄|○ il|li


でも500円くらいだったかな?
安かったです。

京都に行ったときに購入。
このシリーズの手ぬぐいたくさん見かけました。

注染でもいけるデザインなのになー。
惜しいなぁ。


普段使いというよりも完全に額装用ってトコです。
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新春の宴in首里城④

2009年01月02日 | ・琉球歴史/文化風景

ラストでーす。

第3部。「大通り」(おおとーり)

おとーり、とかって今でも八重山を中心に盛んな
いわゆるお酒(泡盛)の回し飲みです。


でも、正式な儀式紹介をパンフレットから引用すると……

国王をはじめ諸臣が順々に祝いの酒「泡盛」の杯を回し飲みし、
王国が朝賀に出席して諸臣を祝福したことに感謝すると共に、
国王と王子、王孫の繁栄を祈る儀式。
泡盛は貴重なお酒で特別な儀式の時しか口にすることができなかった。






まずはみなさんのご登場です。

この人たちがトップクラスの人たちですね。



帯とか撮ってみたりしちゃったりして。

着物については特に詳しいわけではないけど、
この結び方は…琉球独自のもの?

ちなみに琉球では帯は男の印。
女の人は帯はありません。





国王を迎えるお辞儀。

本土の平伏に比べると断然浅いよね。



王様より賜ったお酒が運ばれます。

運んでいるのは本当は「若衆」といわれる10代の少年がする役目。

女形のような、身のこなしも顔もきれいな子達が選ばれたのだとか。
(そして踊りなどの芸能や、役人たちのお世話をするのがシゴト)



↑はもちろん女の人がやっていましたが。
結われた髪がきれいです。
どうやって結ってるのかな???







このあと、正殿真正面で参観していた一般の方10名様にも
同じ様にお酒(中身は甘酒アルコール0%)が振舞われていました。


こうして新春の宴、3部が終了。

琉球王朝の断片を少し味わえたひとときでした♪
早起きして見に行ったカイがありました(*^▽^*)




今年は、和もそうだけど、琉球についての勉強も深めてみようかなっ☆
(サンシンか琉舞か習いたいな。いや、習うっ!宣言しとこ。)

合掌。

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新春の宴in首里城③

2009年01月02日 | ・琉球歴史/文化風景

二部は短めの「朝之御拝」(ちょうぬうぬふぇー)



スタッフの方が急いでござを敷きます。
風が強かったので結構大変していました。

もうお気づきでしょうが、御庭の紅白のストライプは
このような儀式のときに並ぶ目安のためらしいです。







↑は資料館にある正月の儀式の模型です。

本来はこんなにたくさんの人が参列するんですね。
でもストライプ目印があるから安心です(笑)

もちろん、前方にいるほど偉い人デス。




さて、儀式について。


この儀式は、年頭に当たり、諸人が王国の聖寿を祝い、琉球王国の反映を祈る儀式です。
(中略)
王国への忠誠を誓い、琉球王国の栄華を心から祈念し、粛々と儀式が執り行われました。
―パンフレットより―



今度は正殿の前に祭壇がきています。

司会みたいな号令をかける役人もいます。
全部中国語(清国語)です。
(琉球の正式な儀式の場では中国語であることが多いそうです。
もちろん琉球人にとっては立派な外国語ですが)





国王様のおな~~り~~~~。



す~~~…っとゆっくり扉が開くと……
今度は正殿2階の唐破風(からふぁーふ)の中から登場☆



今度も王妃様は特別出演です。

ちなみにこの部分を正殿内部から見ると…



手すりもないし、結構高いし、
高所恐怖症の私だったら足がすくみそうです(^-^;)


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新春の宴in首里城②

2009年01月02日 | ・琉球歴史/文化風景

オープンから1時間半したところで(その間に見学)
新春の宴、第一部。

「子之方御拝」(にぬふぁうぬふぇー)

正殿ではなく、北殿正面に祭壇が設けられています。

パンフレットによると、

天の神様への拝みの儀式であり(中略)新年を寿ぎ、平和・平穏を祈念する儀式

だそうです。





参列しているのは、
摂政、三司官(政治の最高役職)、王族、
按司(地方の王。今で言えば市長とか?)、
親方(王府の役人。エリート国家公務員ってとこから大臣クラスまで)、
それから庶民代表の各間切のウッチサバクイ(地域の自治会長ってとこかな?)
と広い身分の人たちが一同に。

帽子の色や柄、着物の色で身分がわかります。

やはり紫は1番高貴な色だ、というのは琉球でも一緒のようです。



さて、いよいよ国王様のおな~り~~~。

一同が頭をたれて王様を迎えます。
(でも本土のに比べて結構浅い礼。面も結構あがってます(笑))



正殿の扉が開きました~!!





琉球国王様です。

国のトップです。

同じ時代、例えば江戸時代の日本のトップ、徳川将軍に比べると
全然服装とか装飾とか違います。

これが琉球、です。



本来は王妃は参列していなかったようなのですが、
今は演出の一環としてご登場してもらっているようです。

きれいですね♡(*^▽^*)

王様、王妃ともに着物の柄は龍です。
龍は首里城のシンボルとして本当に多く施されています。

なんと33体あります。
(額や椅子などの装飾も含めるともっとある)



一同がそろったら祭壇にむかって儀式が始まります。



基本的に礼と焼香でした。









最後に全体で「ワンスイ」と唱和。

万歳、という意味だそうです。
中国語かな?

もちろん手を上げた万歳はなく、合掌したままの唱和で厳かな雰囲気でした。




ごらんの通り結構な人でした。
(写真の左側や、向かいの南殿の窓から見学している人もびっしりです)

観光客だけなく、私みたいな地元の人も多かったかもしれません。


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新春の宴in首里城①

2009年01月02日 | ・琉球歴史/文化風景

首里城の新春の宴に行ってきました!

首里城は自宅から車で1時間ほど。

でも今の時期首里城が最も混む時間帯はなんと開館時。

早く行かないと駐車場もすぐにいっぱいになるし、
なんといっても開門の儀式「御開門(うけーじょー)」から見たかったので
早起きして朝一番にのりこみました!!


とにかく今日の沖縄はさーむーいー!!!。∵・(((p(≧□≦)q)))・°∵
風も強いからもう大変。

完全に今シーズン1番の寒さですね。
ババシャツ&ニットコートを初出動させました。


そんな朝1番でも、有料区域(正殿)に入るためのチケット売り場がある
下之御庭(しちゃぬうなー)にはこんなに列が…。

(首里城公演は朝8時にあくけど、有料区域は8時半オープン)



待ってる間になんと冷たい通り雨!Σ(´Д`lll)
寒さ倍増。
首里城に行くときはこんなんばっかな私…(トホホ(≡д≡) )


さて、いよいよ御開門の儀式。



琉球王朝時代の門番と役人ご登場。
(多嘉良のおじさん!(≧∇≦)キャー♪)←テンペスト中毒者症状(笑)

「うけーーーじょぉーーーーー」と揚々と発してドラを鳴らします。





そしてめでたく御開門。

扉の向こうが正殿真正面です。

※この御開門の儀式はお正月に限らず、毎日行われています。




あいにくのお天気の上、只今首里城は外壁の漆塗り修復中。
(↑写真は雨でお客さんが軒下に逃げて正面が割りとすいたところを狙ってパチリ☆)

でも今までみたこともないお正月仕様の首里城にテンションがあがる(≧∀≦)ノ


オープンと同時に御座楽の演奏が御庭(うなー)一体に響き渡ります。





一般的に聞かれる琉球古典音楽とは違った、琉球雅楽てきな厳かな曲。
今日は通り雨のせいで音楽隊は正殿内部での演奏でしたが
晴れていたら正殿の基壇上で演奏するらしい。

嗚呼、外で演奏しているところが見たかった…。

ちなみに、この音楽隊のいたところを内部から覗いてみると、





こんな感じ♪

見たことない楽器がたくさん……。

そして…



楽器の台座に琉球王・尚家の家紋(三つ巴)発見!(・∀・)


で、もう一度この写真。



正殿の2階部分に正月仕様として掲げられた鶴亀などの飾り絵。

なんと御簾でした。

裏(正殿2階)から見るとこんなんでした。

 

御庭が一望できる正殿2階。

2階は祈りなどが執り行われる神聖な場所で、王以外の男子禁制のエリアでした。
(ちなみに1階は政治が執り行われる場で女人禁制。こういう所もテンペストに詳しい)

でも内部装飾は圧倒的に2階のほうが豪華絢爛。


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かぎやで風

2009年01月01日 | ・琉球歴史/文化風景

ん~~~、相当暇みたいです、私(^-^;)

昨日アップした、大掃除で出てきた学生時代(X年前…)のイラスト、
他にもあったのでついでにアップします。

日の目を見ることなく何年もファイルに収まっていたのでネ…。


モチーフはガジュマルとキジムナー。

キジムナーとは、ガジュマルの精というか、
沖縄の愛すべき妖怪君です。


そして、絵と関係ない文字。

今回は琉歌。

短歌、和歌、のような琉球の定型歌です。
基本、8・8・8・6で歌われます。

今回の琉歌は琉球舞踊の王道「かぎやで風」の一説。

とにかく「今日のこの喜びを何にたとえようか」という
「めでたいな!!」という意味です。

新春はもちろん、結婚式とか○○式典とか、沖縄のめでたい場所の幕開けには
必ずと言っていいほど歌われ、踊られます。

ちなみに、私が高校生のとき体育の時間に習いました。

沖縄の女子は必ずどこかで通る道です。


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一応正月なのですが。

2009年01月01日 | ・染め・デザイン制作




…ひたすら肝高の阿麻和利②の染めやってましたが…
さすがにちょっと疲れました。

糊置き→豆引き→色差しまでそれぞれだいぶ日がたっているので
布がすごいバリバリになっています(^-^;)

はたして大丈夫なのかっ!?

布のしわのせいで百十踏揚(ももとふみあがり)さんが20歳老けてしまっています(ギャー!!怖っっ!)

一応、前回の反省をふまえて配色とかしているのですが
なんだか前のほうがマシだったかもー!(泣)とちょっとくじけそうですil|li _| ̄|○ il|li

……まぁ、水洗いするまで結構わからないものはあるのですが。


正月に何やってんの?って感じ?(^-^;)
でも元旦って結構暇。
かえって2日とか3日とかの方が集まる約束あったりして忙しいッス。



で、そんな私の後ろでひたすら寝正月のネコ助。

ひたすら丸いです。





あ、起きた。

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NIPPON…とお雑煮IN沖縄

2009年01月01日 | ・手ぬぐいコレクション


2009年、明けましておめでとうございます(^∀^)

今年1年もみなさんにとってステキな1年になりますように☆


さて、2009年の最初の手ぬぐいはこちら!

…とは言っても、手ぬぐい好きの方ならおなじみの手ぬぐいだと思うのですが( ̄▽ ̄ )

かまわぬさんの、NIPPON。←こんなタイトルだったかは「?」

こんな単純明快な形だけでジャポンを表してるのと、NIPPONのレイアウトが好き。
田中一光さんのデザインのようです。


今日の沖縄は寒いです。
昨日よりもぐっと冷えています。
でも天気は曇り。
「初詣日和」とはちょっと言えそうにない微妙なお天気です(^-^;)

なので私も今日はやーぐまい(家に閉じこもること)。

年賀状のお返事を書いたり、
肝高の阿麻和利②を染めたりしつつゆるりと過ごします。

(首里城の新春の宴は明日行きます★ブログでも記録を兼ねてレポート予定!)




で、こちらが我が家の「お雑煮」です。

代表的な琉球料理の1つ、「中身汁」におもちを入れたもの。

具は、
しいたけ、こんにゃく、豚の中身(内臓です)、にんじん、しょうがとねぎ。
味噌は使わず、かつおだしと豚骨だし、しいたけだしに塩で味付け。

沖縄でも家庭によって中身汁じゃなくてイナムルチのところもあります。

イナムルチは白味噌のお汁です。
私は断然中身汁派ですが。


さて、2009年の目標漢字一文字はどうしましょう。
この間から考えてはいるのですが、これだ!というピンとくるものがなかなか降りてきてくれません(^-^;)

2008年と同じく「挑」になりそう??

もうすこし熟考してみます(;゜-゜)
コメント (4)
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