博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

焦恩俊さんっ……!

2008年04月18日 | 中国古典小説ドラマ
YesAsiaをのぞいていたら、こんな作品を発見してしまいました。

『宝蓮灯』のスタッフが再結集して制作したドラマで、舒暢・焦恩俊ら前作の俳優陣も名前を連ねているのですが、それにしてもパッケージ写真の焦恩俊、何ちゅう格好をしてるんですかっ(^^;) この人、クールに見せかけて実はどんな仕事でも嫌がらずに引き受けてくれるナイス・ガイなのか、それとも単に仕事が無くてお金に困っているだけなのかと色々想像してしまいます。

ストーリーの方は過去・現在・未来を行き来するタイムスリップ物みたいなんですが、どうも今ひとつあらすじが飲み込めません…… 取り敢えず孫悟空・猪八戒らが前作と同じナリで登場するというだけで買いなのかもしれません。ちなみに公式サイトはこちら
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亀卜の臭い 補足

2008年04月18日 | 学術
少し前に「亀卜の臭い」と題する記事をアップしましたが、江戸時代の『亀鑑』という書を読んでいてこれに関連する記述を発見したので、取り上げてみます。

昔ハ亀を殺シスクニ用タルト見ユ 東山院大嘗会ニ吉田殿トセラレシニ生亀ヲ焼シシニ御庭二三日臭カリシ コレ浮レ甲ヲ用ルコトヲ知ラヌユヘ也 甲ヲ二三年モカラシテオカネハクサシ

上記は『亀鑑』の眉批の文章ですが、前に取り上げた記述と同様に東山天皇の大嘗祭についてコメントしたものです。この時に生きた亀を殺してその甲羅を亀卜に用いたところ、二三日異臭が消えなかったというが、生きた亀の甲羅ではなく「浮(うか)れ甲」を用いれば異臭がしないといったことを述べています。

「浮れ甲」とは海岸に打ち寄せられた海亀の死体から取れる甲羅を指すようですが、末尾の一文によるとこれも打ち寄せられたものをそのまま用いるのではなく、二三年乾燥させるなどの処置をしておく必要があるということなんでしょうね。
コメント (2)
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