博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『封神榜続集 武王伐紂』その1

2009年09月10日 | 中国古典小説ドラマ
妲己・紂王・武王といった主要キャストが変更、特に妲己役が范氷氷(ファン・ビンビン)から林心如(ルビー・リン)に変わったということでイマイチ鑑賞の手が伸びなかった『封神榜続集』ですが、ようやく見る気になってきました。ということで今回は第1~2話を鑑賞。

前作『封神榜』ですが、ラストで妲己が死んだり、武王と紂王が一騎打ちしてたりしたので、てっきり周軍が殷に進攻する話をスッ飛ばしてあれで完結したと思っていたのですが、まだ終わっていなかった模様(^^;)

ということで前作のラストから話が始まります。紂王は愛する妲己を取り戻すべく、まずは天上に昇って彼女の魂を奪取し、また申公豹が墓をあばいて彼女の遺体を盗み出します。そして妲己を現世に復活させますが、蘇護の計略で妲己の墓には別人の遺体を埋めていたので、妲己は無事復活したものの、容貌が変わってしまいます。これで范氷氷から林心如にキャスティングが変わった言い訳をしているわけですね(^^;)

この妲己が女媧娘娘に手酷く傷つけられた紂王の顔を治療するものの、この時に紂王の容貌も以前とは変わってしまいます。これで紂王のキャスティングが変わった(以下ry)

しかし妲己と紂王はともかく、周の武王の中の人が変わったことについては何の説明も無いわけですが……まあ、細かいことはもういいじゃないか!

そんで殷への進攻を開始した周軍の前に魔家四将が立ち塞がります。あれっ、魔家四将って前作で出て来なかったっけ(^^;) 前作のレビューをザッと読み返してみましたが、登場してなかったようです。四天王の前身ということで、九龍島の四聖なんかよりこっちの方がずっとバリューがあるはずなんですけどね。他の神話劇にもちょくちょく登場しますし……

で、原典通り楊戩と黄天化がさっくりと彼らを始末。次いで九公が元帥として派遣されますが……

ということで今回のポイント。

『続集』のOPテーマは前作のEDテーマと同じ曲なんですが、その歌詞に「就譲天賜我這塊封神榜」という一節が。封神榜の量詞って「塊」だったのか(^^;)
コメント
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