「息子さんへ」と言って
子供向けの本をたくさんもらいました。
その中に宮沢賢治の童話集もあって、
久々に彼の童話を読んでみました。
いや~、やっぱり、
独特の世界観があって
なかなかおもしろいですねえ。
特に「銀河鉄道の夜」は
子ども時代に読んだときは
なんかイマイチ、ピンとこなかったんだけど
いろいろな経験を積んだ今読むと
すごく味わいがあるというか
純粋な気持ちにすごく胸を打たれるというか、
とにかく、
大人になって読んだ方が
絶対楽しめますな。
有名なフレーズの
「ぼくはもうあのさそりのように
ほんとうのみんなのためならば
ぼくのからだなんか百ぺん灼いてもかまわない」
なんかも、
昔は「青臭いなあ・・・」なんて感じたけど
今思えば
そう思うこと自体が「青臭く」感じまする。
ホントに
こんな気持ちを持って生涯を生き抜いた賢治に
すごく感動を覚えた次第です。