この正月、ビートルズの「ラバー・ソウル」のCDを買ってきた。
いままで、レコードしかもってなくて
レコードプレイヤーが壊れて久しかったもんで
最近、まったく聴いてなかったんだけど
これでようやくまた楽しめるようになった。
んで、今回は「NOWHERE・MAN」
「奴はホントに居場所のない男
実在しない場所にすわりこんで
誰のためにもならない計画を
夢想してる
性根を据えて
自分の行く末を考えることもない
あんたやボクも似たようなもんだろ?
居場所がない奴、聞くがいい
自分が見失ったものさえわからないんだろ?
その気になりゃ
世界は意のままになるってのに
奴は目が見えないのと一緒だ
見たいものしか見ようとしない
いったいぜんたい
おまえにはこのボクが見えているのかい?
居場所がないと感じてるキミ
心配することなんてない
時間はたっぷりあるからあわてることもない
誰かが必ず手を差し伸べてくれる
そのときをじっと待ち続けるんだ」
―――――
初めてこの曲を聴いたのは中学生の頃だった。
そのときはこの歌詞を読んでもいまいちピンとはこなかったけど
いまならよくわかる。
ボクには結構無謀なところがあって
自分の居場所がどこかなんて考えもせず、
とにかく思い立ったら動き出すタイプだったんで
あんまり、周りのことを顧みることなく過ごしてきたけど
今、このゆったりとした時間の流れの中に身を任せて、周りを観察してみると
こういうヒトたちが、実はたくさんいることに気が付いた。
今の「ニート」って呼ばれてる人たちも
こんな感じじゃないのかな。
いやな思いをたくさんしてきたからこそ
彼らは自分自身を守るために、外とのつながりを絶ってしまうんだと思う。
でも・・・、
座り込んでいたって何にも変わりゃしないんだよね。
そういう人たちも、ホントは外の世界とうまくやれればそれが一番だと思ってるだろうから
そういう自分の希望や望みを見失わないようにしとけば
きっと、いつか、そこから抜け出せるはずなんだけど、ね・・・。
自信なんて最初からあるなんていう奴はどこにもいないし。
とにかく、そういう気持ちを持ち続けるって事が大事なんじゃないのかなあって
最近、つくづくそう思う。