ホントにいい感じだね。
朝・昼・晩どのタイミングで聴いてもしっくりくる。
あんまり、ヒップホップ系には詳しくはないが
ラップってあまりにも言葉数が多すぎて
ちょっとうざったい感じがするんだよね。
それが日本語になるとなおさらそう感じる。
逆にうそ臭く聞こえちゃうっていうか。
でも、このアルバムはそんな感じに聞こえない。
なんでなんだろうね。
同じようなものでも、ちょっとしたバランスが崩れると
台無しになっちゃうんだけど
このアルバムはジャズの雰囲気とヒップホップの雰囲気が絶妙にマッチしてて
最高な出来に仕上がってる気がする。
でも、なんでもそうだけど
新しいものって何もなかったところから生み出されるもんじゃなくて
今まであったものの新しい組み合わせなんだよね。
ヒトの感情なんて昔からそう変わるもんじゃないから
突拍子もないものなんて頭で考えた作り物にしか過ぎないんだと思うよ。
単細胞生物から連綿とはぐくまれた生命の感情が積み重なって今があるんだと思うから
音楽だって絵だってすべての表現活動は
今までの積み重ねなんだと思う。
そういう意味で、
このアルバムも今まで積み重ねたものの新しい組み合わせのひとつなんだよね。
この組み合わせの絶妙なバランス感覚!
たまたまなのかもしれないけどホントすごいと思う。