「今度の休日に勉強会に行きたいけどいいかなあ」と言ってきた。
もちろん、ボクには異存もなく
「どうぞ、どうぞ」と薦めた。
でも、その後、彼女が言うには
「前回の勉強会のとき、主催してる先生に現在取り組んでる仕事内容を説明すると、『そんな仕事内容でオマエの能力はきちんと発揮できてるの?』と言われて、ちょっとへこんじゃったんだ」とのこと。
だから、しっかり勉強会には参加しておきたいらしい。
だけど、ボクは彼女が慕ってるその先生のセリフにカチンときてしまった。
他人がやってる仕事に「そんな仕事」なんていう言い方なんてあるのか?ってね。
どんな仕事だって、必要だから存在してるわけだし、
その仕事が誰かの役に立ってるからその仕事が成り立ってるわけだし、
その言い方は、いかにも「尊い仕事」と「卑しい仕事」があるみたいじゃないか。
しかも、「オマエ」呼ばわりなんて・・・。
たとえ、「指導する側」と「指導される側」の立場でも
一応お互いに社会人として生活してるわけで、
「オマエ」呼ばわりするのはチト違うんじゃない?
そこらへんのことが思わず口について出てしまった。
言ってしまった後、言わなきゃ良かったって思ったんだけど。
と、いうのも
彼女からしたら、慕ってる先生に言われたことに少なからずショックを受けて
「がんばらなくっちゃ」って思ってるところに
まったく逆のこと(というか思ってもみなかったこと)を言われたから
ちょっと混乱して、悲しい気分になってしまったみたい。
でも、やっぱ、
ボクからしたら、どんなにスゴイ「先生」でも
他人の仕事の「良し悪し」なんて判断するべきじゃないって思ってる。
ま、
良く受け取れば「他の能力があるのにもったいない」という気持ちだったんだろうけど、ね。
でも、その言い方からして、その考え方の根底には「仕事の貴賎」があるっていう感じがするなあ。
とにかく、
この世の中で「先生」って呼ばれる人たちは
あまりにもちやほやされるから勘違いしてしまう人が多いんだよね。
ホント、自分も含めて注意しなくちゃって思うよ。