yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

Tom Waits - Anywhere I Lay My Head [ Rain Dogs; 1985]

2015年06月05日 | トム・ウェイツ
Tom Waits - Anywhere I Lay My Head [ Rain Dogs; 1985]


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-Anywhere I Lay My Head-

オレの頭は グルグル回りっぱなし
心は 靴の中にしまい込んじまった

テムズ川の ほとりに行って
焚火のそばに 腰を下ろした

さて、そろそろ戻らなくちゃいけないわけだが

彼女はオレのことを 陰で笑ってやがるし
それは 骨身にしみて感じてる

(※ だけど、
どこにもないんだ
どこにもありゃしないんだよ
頭を横にできる場所なんて
「ここがオレの家だ」と呼べる場所なんて※)




オレは この世界の上から下まで味わった
一時期、オレのポケットの中は 黄金で膨れ上がってたよ

今じゃどんよりとした黒雲が あたりを覆ってやがる
吹いてくる冷風が やけに身に染みる

オレにゃ 誰もいらねえんだ
一人でいるのに 慣れちまったからな

(※~※くりかえし)

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大学時代、このアルバムを聴いた時にはこのしゃがれ声にはぶっとんだ。

でも、この叫ぶ声だからこそ感じ取れる「悲しみ」がすごく共感できたんだよね。

汚い声ではあるんだけど

この世の中きれいごとばかりじゃないし

「キタナラシイモノ」から目を背けて生きていくわけにもいかない。

実はこういう「キタナラシイモノ」こそ
抱きしめられるべき、
慈しまれるべき、
愛されるべき存在なんだと思う。

だって、

きれいなものは頼まれなくたってみんなに愛されてるわけだから。

「キタナラシイモノ」はみんなに忌み嫌われ、行く場所がない。

だからこそ、受け止めてあげる必要があるんだと思うよ。

コメント
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