yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

フランスでのテロに思う。

2015年11月15日 | ジョン・レノン
フランスで多くの人が犠牲になるテロ事件がまたしても勃発した。

TVでは安倍さんが「どんな理由があろうとも断じてテロは許されない。我々はテロ行為を非難する」と相変わらずの紋きり口調で言い放ってた。

この人の感情のこもらないこういう発言には本当に辟易する。

「法律を守れ」と国民などに言うのだが自分自身は現憲法を軽んじる言動を繰り返す。

こういうダブルスタンダードを当たり前のようにぶち上げる人が何を言ったって説得力なんてないよね。だから国際社会をあんなに飛び回って国民の貴重な税金をばらまいたって安倍さんを信用する国があらわれるわけがない。

国連だって安倍さんが演説するときはガラガラだったんだから。

この前の国会でも「前もって質問を提出しなきゃ答えられない」だなんて抜かしてたし、

国会答弁だけならまだしも、国連での記者会見すらも前もって質問を書いて提出しないとダメだ、なんていう政治家なんて本当に世界の笑いもんだと思うよ。

んで、ジョンレノンの名曲「イマジン」

たびたびここでご紹介してますが、やっぱりまたご紹介させてください。

ジョンレノンがこの曲で伝えたかったのは「こういう世界をみんなで頑張って作っていこう」ということじゃなく、

こういう世界だといいと思わない?という程度の軽いものだったと思うんだよね。

どういうことかというと、

「想像するだけでいいんだよ」ということ。

「ね?想像するだけなら簡単でしょ?」

「そうそう、そんな感じ。」

「世界中の人たちは、考え方や価値観がそれぞれあるからといってお互い理解しあえないわけじゃないんだということを想像してみよう。」

「基本的にみんな身近な人たちを大事に思ってるぼくらと変わらない普通の人たちなんだって想像してみようよ。」

「どう?平和にその日一日を過ごしていきたいだけなんだっていうことも。」

「どうかな?」

「想像することだけだからきっとできると思うんだよね。」

「そう、思うだけだからできちゃうよね。」

「今はまだボクらだけだけどね・・・」

「この想像が世界各地に広まって世界中の人たちと共有できていけば・・・、」

「もしかしたら、いつの間にかそのうちそういう世界になってるかもよ。」

こういう感じ。

imagine英語日本語歌詞


ジョンの考え方でセンスが良いなあと感じるところは

決して自分の考え方をみんなに強要しないこと。

例えば、今回のイマジンもそうだし、「平和をわれらに」もそう。

「平和じゃなくちゃダメ!」「暴力反対!」じゃなくて、

「他の考え方にもチャンスを与えるんなら、平和にもチャンスを与えてみようじゃないか」と訴えてる。

こういうのって簡単なようでいて実は難しいんだよね。

ついつい、「正しいことはこれ!」って言いたくなっちゃうもんなんだよね。

ボブディランの「風に吹かれて」もそう。

いったいどれだけの時間が必要なの?と聞き続けた後、

「その答えは、風の中に消えてしまった」と言い放って、本当は何が大切なのかを明言しない。

一種の逃げともとられるかもしれないけど

聴く人に考える余地を残してるともいえる。

それでも自分の主張もニュアンスとして残してるし、こういうのって「いいセンスだなあ」と感じるんだよね。

フランスのテロ事件の犠牲者には深い追悼の念を捧げます。

でも、これはフランスだけじゃない。

イスラム圏内では毎日爆撃され、銃撃戦が止まない。

ここで犠牲になるのはいつも何の罪もない一般人たちだ。

こういう人たちのことも思い遣ろう。

日本に近い西側諸国で起きたことだけで「イスラム教が悪いんだ」と判断しないでほしい。

フランスでの犠牲者を思うのなら、シリアやイラクでの犠牲者にも思いを馳せてほしい。

そうすればシリア難民に対する理解も少しずつ深まるだろうと思いますので。

よろしくお願いします。
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