NHKの“日めくりタイムとラベル”という番組を視ていた。これは無作為に選んだ昭和のある年について、所蔵している映像を活用して紹介および取材を交えて構成している番組である。
今回は1955年(昭和30年)ということだったが、この中でボディービルについて触れていた。それによると、当時はバーベル等のトレーニング道具が高価で一般庶民は入手困難という事情から、セメントでバーベルを製作する方法が雑誌に掲載された旨、紹介された。
作り方は、ウェイトは樽を型とし、セメントが固まったら樽をばらして中身を取り出すというものだった。樽はセメントを取り除いて組み直せば、また使うことができるので、この方法はアイデア賞ものだと思う。
注目したいのは、無ければ自分たちで作る。買うだけが能じゃない。ということ。これはアマチュア無線に通じるものがある。今では無線機の自作は少ないと思うが、それでもアンテナやアクセサリ類であれば事例は多いと思う。作る行為そのものもが楽しいのはもちろんだが、必要なものを少しずつ揃えて充実させていくことも楽しいことである。そんなことを再認識させられるひと時であった。
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