今日(7/1)現在、変更許可を申請中のFTDX10Mだが、送信出力を測定してみることにした。と言っても、廃業メーカー製&校正実績ゼロということで、私が持っている測定器の中では最も信頼性が低いものなんだけどね。まぁその程度の結果ということでご覧いただければと。
それで、早速作業を始める。測定器は今まで何度か登場したクラニシ製の通過型電力計“RW-211A”、ダミーロードは第一電波製の常温放置(空冷?)で放熱する“DL1000”という、いずれも廃業したり生産終了になったモデルで行う。これらを同軸ケーブルで接続して、送信可能状態にお店を広げる。
今回もFT-891Mの時と同じく、FMで送信してみる。理由も同じで、最も少ない手間&少ないアイテムで行えるからだ。周波数の選択も同じく、ハイパワー運用の可能性が高い29MHz台とした。その結果、定格50Wに対して約52Wとなり、無事に定格を満たしてくれた。
一応、QROに大きな興味をお持ちの方であればあるほどご存じ?だとは思うが、超過分に対して補足させていただくと、送信時に超過してしまう電力は、定格出力に対して上限20%まで許容されている。【参照元:無線設備規則第2章第1節第14条第1項8】これを踏まえて、今回は50Wに対して10Wまでの超過に留まっていればOKとなり、法令違反にはならない。
と言うことで、お店を広げること以外で実運用前に立ち上げ&確かめておくべきことは、全て終えた。あとは総通からの書面連絡(新たな免許状の発行が無いので。)を待って、テキトーなタイミングで触ってみようと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます