50MHz用ホイップ?ケーブル?の問題が発生するまでは、「これさえ解決すれば、面倒な調整を要するアンテナは無くなる。」と思っていたものが、HFB-17(18MHz用ホイップ)@COMETだ。
今も原因は分からないが、HFB-17に限って取り付け位置でSWRなどの測定結果が変化しているし、デフォルトのエレメント長では調整しきれない状況は確定のようだ。なので、本来は不要なはずのエレメントカットで対応していく。と言うことで、以前に紹介した“両頭グラインダー”の登場だ。そうなると調整はHA014(14MHz用ホイップ)と同じく、滑川市に有る大日公園の駐車場で行った。
それと今回は前述したとおり、取り付け位置で測定結果が変化するアンテナなので、いつもの作業用マグネット基台は使わずに本チャン基台K3000@第一電波で行う。ケーブルの交換が面倒だが、迷子な結果or戻り作業を回避する方を選び、モービル敷設ケーブルを外して18MHz用アンテナチェックケーブルを装着した。
そしてお決まりの現状把握のため、デフォルト状態(エレメントを目いっぱい突っ込む)を測定。測定器はいつものアンテナアナライザー、CAA-500@COMETだ。結果は、f0=18.040MHz、ボトムSWR≒1.10、Z≒50Ω、帯域(SWR≦1.5範囲)=17.943~18.137MHz(18.040MHz±97kHz)であった。
既に分かっていたこととは言え、これで本チャン基台(アンテナ最終取付位置)でも調整しろが吹っ飛んでいることを再確認した。つまり、エレメントカットの完全確定だ。
ここからが両頭グラインダーで加工していくカット&トライ。測定結果を踏まえて0.5~1.5mmずつ削っていき、順調に狙い周波数@18.135~18.140MHzに近づける。ところが17.5mm削ったところで突然f0が大幅に高くなり、直前まで18.119MHz付近だったものが何と18.207MHzになった。
今日は失敗する予定ではなかった?ので、スペアエレメントは持って来ていない。仕方が無いのでエレメントのスライドで周波数をバックさせる作戦に変更するが、ここで第2のトラブル。何度やってもエレメントのスライドで狙い周波数に持って行けない。具体的には18.100MHz~18.180MHzくらいの間にf0が到達してくれず、気が付けば行ったり来たりを約2時間半、延々と繰り返していた。しまいには再現性も無くなってきて、イライラもピークに達していた。
これ、完全に悪循環モードだね。と言うことで、少し休憩することに。記事が長くなったので一旦区切り、次記事へつづく。
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