JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

ハイバンド国内シーズンをきっかけに昨今の個人的憶測など

2024年06月10日 12時40分52秒 | 雑感や疑問など

先月は太陽活動が“やんちゃ過ぎ”たこともあって、例年だと始まっても不思議でないハイバンド国内伝搬(個人的に近~中距離エリア、)がサッパリだった。結局5月に出来た当該QSOは14MHzSSBと18MHzSSBで数件に留まり、6月に入ってようやく頻度が高くなり始めた感じだ。

実際問題、5月は良好なEsが発生していてもD層でデリンジャー現象も併発するもんから、その先に電波が届かないことや、そもそも磁気嵐で広範囲に磁場が乱れてお手上げだった日が何日もあったようだ。で、これらに異を唱えるつもりは全く無いけど、他にも結果的に助長する(満足度が高い運用に至らない要因があると考えている。

それは私も含めての事情だが、国内アマチュア局が使用しているアンテナサイズのコンパクト化や、見通しが良好な位置に設置されたアンテナが減っていることも一因では?と思っている。

要するに、フルサイズではなく延長コイルを用いたものだったり、オートチューナーを用いたロングワイヤー系だったり、空間が狭いor地上高が低くて打ち上げ角が小さい方向に障害物(遮断物)がある設置環境だったりで、いわゆる“飛び”や“受け”の両方がイマイチな方が増えて、結果的にアマチュア局全体のアンテナスペックが低下したことによって、せっかくのCONDXを活かしきれていないのでは?ということだ。

具体的な事例の1つを挙げてみると、空の状態でUP画像のような近況が伝えられていても上記の仮説が常態化しているから、開いてはいるものの強力な信号が少なくて、特にSSBで使用中の周波数に混信を与えてしまうことが一頃より多いと実感している。で、状況によっては、当事者同士で「中々開かない…。」などとグチり合う羽目に陥っている気がしてならない。

と言うことで、可能な限りアンテナ条件を稼ぐように意識し続けながら、アマチュア無線活動を楽しんでいきたいと思う。


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2 コメント

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RVKさん、こんんちには~ (JA4VNE)
2024-06-11 15:03:47
はい、おっしゃる通りかも知れません。
私自身、移動で10W+超短縮のモビホや、
MLAで運用(だたしCWに限る)したりして、
相手局にかなり迷惑をかけることがあるので、
ホームから出るときは、しっかりとした電波で
出せるように心がけているつもりではいます。

今日18MHz CWでお相手いただいたJS2***さん、
こちらには559ながら完全にコピーできるのに、
相手からは339で、結構コピーが苦しそうでした。
こちら100W+8mH フルサイズV型ダイポール、
コンデションも、2エリアに対してまぁまぁのハズ。
相手の電波は飛んでくるけど、こちらの電波は
聞こえない・・・というDXコンテストのような
QSOでした。
相手局は、どんなシステムだったのでしょうか?
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Unknown (JR9RVK)
2024-06-12 02:00:16
これまでの記事からお分かりのように、私も大半が延長コイル付きのホイップアンテナです。
そういうアンテナ条件でSSBは50Wですが、CWは5Wまたは10Wで運用しています。
今回はハイバンド国内シーズンというタイミングで書きましたが、
私の実績を振り返ると、3.5MHzCWが該当しそうです。
と言うのも、7MHz以上と比べて相手方から599をいただく割合が目立って低いですね。
やはり全長が1.5m程度のボトムローディングアンテナだと、そんなものかもしれません。

>18MHzCWでお相手いただいたJS2***さん
それこそ私の憶測ですが、COMETのアースが不要らしい広帯域アンテナ…、
でもこれだとVNEさん側から弱いRSTを送る展開になりそうですので逆ですよね。
そう考えると、最近流行りのロングワイヤ&オートチューナーから100W以上で送信だったとか。
これだと送信はOKだけど受信がショボい状況が成立するかもしれませんね。
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