この土日は両日とも好天ではなかったけど、今日(3/24)は朝から曇り~晴れになってくれた。そこで、先週ペンディングにしたHV7CXの21MHzのリベンジに臨んだ。具体的には、14MHzと7MHzのどちらと共存できるのか?あるいは両方と共存できるのか?できないのか?これの見極めということだ。
-・・・-
■測定条件など
・モービル :シエンタ+天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :21MHz用アンテナチェックケーブル
・アース :アンテナ測定用MAT50、装着状態はこんな感じ。
・測定器 :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500MarkⅡ/改)
・その他 :帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=21.210MHz付近
:エレメントは挿入穴に目いっぱい挿し込んで取り付ける。
-・・・-
まず、前回は14MHzコイル装着のときに21MHzデフォエレメント(L=224mm)を挿入長さMAXで測定した。その結果は、f0=18.020MHz、SWR≒1.25、Z≒61Ω、帯域=17.977~18.063MHz(18.020MHz±43kHz)だった。
これに対して両頭グラインダーで-15mm削り落とし~測定の結果、f0=19.940MHz、SWR≒1.78、Z≒88Ω、帯域なしとなり、更に-20mm削り落とし~測定の結果、f0=20.741MHz、SWR≒1.99、Z≒99Ω、帯域なしとなった。ご覧のとおり、f0はねらい値に近づいてくれるけど、やればやるほどSWR値とZ値が高くなってきたため、14MHzとの共存は断念した。
次に7MHzコイル装着のときに21MHzデフォエレメント(L=224mm)を挿入長さMAXで測定した前回の結果は、f0=21.573MHz、SWR≒1.20、Z≒59Ω、帯域=21.517~21.629MHz(21.573MHz±56kHz)と出たが、同エレメントを12mm伸ばして測定しても帯域の値が誤差レベルしかなく、事実上何も変わらなかった。
これを踏まえ、手持ちの予備&過去エレメントにあった、L=274mmを挿入長さMAXにして測定した結果、f0=21.536MHz、SWR≒1.13、Z≒58Ω、帯域=21.475~21.597MHz(21.536MHz±61kHz)と出たため、「エレメント長に関係無く、f0が21.550MHz付近から大きく変わることは無い。」という結果を踏まえ、ここで作業を打ち切った。
結果、上記測定条件下ではHV7CXで21MHzの運用は不可能となり、更に18MHzは14MHzコイル装着時のみ送信可能となる。まぁ、元々現車における21MHzの勝率は低い傾向だったので、HV7CXは同条件下で負けパターンのアンテナだったということなんだろう。原因は分かっていないけど、ボディーサイズとマッチングセクションの相性(便宜上の呼称ね)が最も可能性が高いと思っている。その理由は、上手くいっているアンテナもあるため、そうでない個々のアンテナ内に原因が潜んでいるはずだと考えているためだ。
で、そう判断した後、調整前にマジックで走り書きしていたバンド情報をテプラで清書した。もちろん“21”なんて数字がしゃしゃり出てくることは何が何でも許してはならず、ちゃんと?“18”を貼り付けた(笑)。
-・・・-
これで21MHzの見極めを終えたので、安心して7MHzの調整を進めることができる。引き続きやっていきますね。
ゴーストみたいに、なぜかSWRがほどほどに下がっているところがあり、たしか21Mhzとかちかく
そこを攻めてしまい沼にはままります。
または、ご存じのように、車体?アース側の状態によって落ちない周波数がありますよね
多バンドアンテナは難しい
騙された感を苦笑しながらインピーダンスも参考に探したものの、
らしきものは発見できませんでした。
その際に「これのことか!」と思ったものが14MHzコイルの整合点だったり、
数日で色々ありました。
現車&ケーブル長150mmのMAT50×2枚の場合、
20~25MHzあたりが不得意周波数っぽいですが、
そんな中、21MHzでは3本のアンテナで成功していますので、
特定のアンテナに原因があるか、
ボディーをもう一方のエレメントと考えた場合の
オフセンター給電の位置(バランス)に耐えられないマッチングセクションだったとか、
その辺が原因と考えることが、最もつじつまが合う気がしています。