4泊目は弘前市でお泊り。どの宿も予約は価格&ネット環境の有無で決めたため、詳細な所在地を地図で確認しないで決めた。来てみたら今回は弘前駅横で、部屋の窓からは弘前駅の構内を丸見え同然に俯瞰できた。後で気付いたが、そういう場所なら駅撮りもして来ればよかったと。実は寝る直前に窓を見ると、下りの“トワイライトエクスプレス”が来て運転停車した。上りの“あけぼの”が19:01着なので、その気になればいずれも充分撮影できた訳だ。これは正直全く眼中に無かったな…。
仕切り直して本命の撮影だが、結論を言うと弘前周辺は断念。歩道など“安全な立ち位置”および、荒天時に避難できる程度の近さの“駐車場所”の両方がかなう撮影地が無かったためだ。まぁ実際にこの条件をクリアできる所ってほとんど無いんだけど、冬の撮影では結構重要よ、うん。
それで28日に見送った白沢駅へ行ってみたが、クルマを停め終えたと同時に三脚を持った同業者(勝手に決めつけだね)が、目の前のホームを、小走りで撮影地に向かっていった。もう瞬間で断念し、再び27日の撮影地へ向かった。
■奥羽本線 白沢-陣場(撮影日:2013年12月30日)
実は28日も今回2回目の撮影をしようと考えたが、先の天候が読めないため2日連続で同じ撮影地はもったいないだろうということで見送り。しかし28日から雪が木々に付着したまま冷え込み続け、今日は27日より良い塩梅の風景だったので、再び撮影地に選んだ。
場所は白沢駅から6kmほどの所、R7を青森方面に進み、左手にNTTの蓄電池設備が見えてくるので、その脇を崖に向かって進む。厳密には休耕田or畑のあぜ道で、私有地と思われる。今日の同業者情報では、この土地の農家(所有者)は、我々に対して相当好意的な方のようで、過去には休耕田の方を訪問者のために駐車場にしようかという話もしていたらしい。だからという訳ではないが、こちらもマナーを守ることで好意に応えるべきだと思う。
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撮影の20~30秒くらい前から雪が降り出してきた。まぁUP写真そのものだが、残念なのは今日の“あけぼの”が数分遅れていたことだ。これが定刻どおりだったら、完全に雪は回避できていた。正に想定外、「そう来たか…。」であった。
>雪がふってるからこそ
この日は15名くらいの同業者がいて、私の周りには半数程度いました。やはり私と同系のリアクションの方がほとんどでした。私も雪を完全に拒否している訳ではないですが、「ちょっと降り過ぎかな…。」って。狙っていたのは雪が被った森をバックに列車が雪煙を舞き上げて行くシーンでした。でも撮った瞬間もさほどの悔しさは無く、けっこう穏やかな「そう来たか…。」って感じでした。
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「あけぼの」は、3月上旬で定期運用が無くなります。去年から何回も撮っているので、撮り漏らしに対する極端な危機感は無いつもりですが、可能であれば撮りに行くというノリで行ってきました。3月下旬以降は「はまなす」、「北斗星」、「トワイライトエクスプレス」、そして臨時列車となる「あけぼの」という感じで、北陸および北海道新幹線の開通のため廃止される客車列車を中心に撮影していきます。